オーストラリアの地底都市『クーバーペディ』
オーストラリア南部の都市アデレードから北に約850キロの場所にあるクーバーペディという町は、オーストラリアの名産品として知られているオパールの一大産地で、この町の特長は何といっても『町が地下にあること』ではないかと思います。
オパールの採掘には洞窟を掘り進める必要があり、これまでにオパールを採掘するために掘られた洞窟は無数とあり、現地で働く方の住居として使われていたり、学校や本屋、カフェ、レストラン、郵便局、ホテルまでもが地下にあります。
では、そもそもなぜ地下に住居や学校などが作られたかというと、このクーバーペディという町は広大な面積を有するオーストラリア大陸のアウトバック(内陸部)に位置し、夏の日中は40℃以上、冬の夜には-10℃になることもある人間が生活するにはとても厳しい環境で、暑さにも寒さにも耐えられる地下に町が発達していった経緯があります。
オーストラリアの他の町とは見た目も雰囲気も全てが異なるクーバーペディは、映画の撮影地として使われることもあり、観光地としても人気がある町です。
オーストラリアに行く予定がある方は是非クーバーペディまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか!?