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【オーストラリア】ワクチン接種7割でコロナと共存も


8月22日、オーストラリアのモリソン首相は、新型コロナウイルス対策としてロックダウンを実施する戦略は、70%のワクチン接種率に達するまで維持するが、その後はコロナとの「共存」が可能と述べ、新型コロナウイルス感染を完全に抑え込む従来の方針を断念する考えを示しました。

モリソン首相はオーストラリアのテレビ番組で「ロックダウンを永遠に続けることはできない。どこかの時点でギアチェンジが必要で、(ワクチン接種率)70%で行うことになる」と述べています。

オーストラリアでは、コロナのパンデミック発生後に採用した「ZERO COVID」戦略を断念し、市中感染者がゼロになる前に規制を緩和する公算が大きいとの見通しを示し、「ロックダウンはコロナ対処法としては持続可能ではないため、まず70~80%に到達する必要があり、そうなればコロナとの共存が可能になる」と続けています。

アメリカ ファイザー製のワクチンが不足していることに加え、イギリスのアストラゼネカ製ワクチンについては、オーストラリア国民の間で懸念があることを背景に、16歳以上のワクチン接種完了者の割合が約30%にとどまっています。