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ベネッセが語学教室のベルリッツをILSCに売却


1878年設立のベルリッツは、1993年にベネッセホールディングスの連結子会社となり、語学教室を日本国内外で展開して参りましたが、保有元であるベネッセホールディングスは2月14日、ベルリッツをカナダのILSCホールディングスに売却することを発表しました。

ILSCホールディングスは、カナダで留学事業等の語学教育事業を行うILSC Education Groupを傘下に持っており、語学学校に関しては、カナダ(トロント、バンクーバー、モントリオール)に加え、オーストラリア(シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード)とインド(ニューデリー)にもキャンパスを構えています。

ベルリッツはオンラインプログラムを提供する競合他社の台頭もあり、業績が悪化し、今回の売却に伴い98億円を特別損失に計上する見込みで、2022年3月期の連結純損益予想を50億円から0円に下方修正しています。

ベネッセホールディングスの中期経営計画に伴う「事業の選択と集中」、またシナジー効果の見込めるILSCのサポートのもと事業成長を加速していくことがベルリッツのより一層の発展につながるとの結論から、本件譲渡を決定した経緯があります。