イギリス国旗の通称であるユニオンジャックとは？
大英帝国はイギリスとその植民地・海外領土などの総称で、イギリス国旗の通称であるユニオンジャックは、イギリスの国旗の通称です。
1931年のウェストミンスター憲章によってイギリスと対等な共同体となったオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、カナダ4ヶ国の国旗にユニオンジャックが付けられ、それ以外のほとんどの英植民地旗にもユニオンジャックが付きました。
カナダ国旗は1965年のデザイン変更を経てユニオンジャックを国旗から外し、1994年には南アフリカも国旗変更際してユニオンジャックが消えています。
現在も国旗にユニオンジャックが残っている国はオセアニア5ヶ国（オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ツバル、クック諸島）のみとなっています。
2014年1月29日には、ニュージーランドのジョン・キー元首相が、隣国のオーストラリアの国旗とデザインが似ていると指摘があるニュージーランドの国旗について、「デザインの変更が必要かどうか是非を問う国民投票を行いたい」という考えを明らかにしましたが、2016年に同国で行われた国旗変更を巡る国民投票の最終結果の末、ユニオンジャックと南十字星をデザインした現国旗を維持すると答えた人が56.6%となり、国旗変更とはなりませんでした。
