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CIP English Academy視察報告


CIP English Academyを私個人としては5年ぶりに訪問させていただき、日本人女性マネージャーの吉野さんにご案内いただきました。


コロナ禍にリノベーションと拡張工事を続けていたとのお話は伺っておりましたが、数年前よりはるかに快適な環境にグレードアップしておりました。また、バギオからクラークへ移動したのですが、バススケジュールの関係で早朝7時30分の到着となってしまったにも関わらず、クラークのダウターミナルまでわざわざお出迎えにきてくださいました。


CIP English Academyはクラークの経済特区エリア外に立地する語学学校ですが、学校の前の道路は高級住宅街のゲートに続く道となっており、高級住宅街に住まいする住人以外はほとんど人通りがないので、学校内外が安心・安全環境となっています。


卒業生アンケートにて細かく改善点をリサーチしています。ただ、アンケートを回収するだけにとどまらず、どのように改善していくのか、また、どのような対策をしているのかを手書きコメントで返信しています。


訪問後すぐに朝食をごちそうになりました。毎食サラダ・フルーツが毎日出る点も大きな差別化ポイントとなっています。調味料やドレッシング等も生徒の好みに合わせて複数種類用意してくださる点も素晴らしいです。


各所にウォーターサーバーも設置しておりますが、コーヒーやパンメーカー、種類の異なるお箸なども置いてあるのはとても細やかでいいなと思いました。余談かつ写真はないのですが、食器の返却口が、CIPの学生さんのモラルの高さを物語っておりました。


食堂にただの空気清浄機ではなく、オーガニックの空気清浄機を設置していたり、生徒の健康を考えている学校側の配慮を感じました。出来立てのオムレツを目の前で焼いてくれるサービスや食堂のスタッフさんと生徒さんの距離の近さも同校ならではだと思います。


食堂(カフェテリア)の雰囲気も以前に比べてグッとよくなっており、ゆっくりとくつろげました。


反対側はソファやクッション、扇風機だけでなく、電子ピアノまで置かれておりました。


食堂の2階が大きな図書館のような自習室になっており、スパルタコースを選択している方は、ここで強制自習となります。


横幅も充分な広さの学習机と椅子のクオリティも自習室のものとは思えないほど高かったです。


夜の時間帯はこちらの学習机が活躍しそうです。


CIP English Academyではコースによってマンツーマンルームが分かれているため、クラスルーム移動が簡単、かつコース変更の際に環境が変わるためいいと思いました。


具体的にはマンツーマンルームにパソコンがあるかないかの違いになります。こちらがパソコンがある試験対策コース用の教室です。試験対策コース受講生はPCもしくはタブレットの持参が必須となっているほど、ハイレベルなレッスンを提供しています。


こちらがパソコンのない一般英語コース用の教室です。


試験対策コースにも定評のある同校では、IELTSスコア8.0のホルダーをベースに採用を行っています。これは私の知る限り、最高スコアです。


レッスンルームにもスタッフを配置している点も学習管理を怠らない同校のこだわりを感じました。日本の労働環境とは異なるフィリピンにおいては、遅刻や欠席が常態化しています。これが日本人生徒さんからのクレームに繋がりやすいため、学習環境が整っている学校ほど、クラス棟にスタッフをきちんと置いています。


他にも、施設のちょうど真ん中に学生さん達が気軽に相談できるようにスタッフルームを置いています。これは欧米留学でもそうですが、特に日本人生徒の場合、オフィスのドアが開いているか否かが非常に重要で、閉まっている場合、相談にいけない生徒さんも多くいらっしゃいます。ここCIPではしっかりとドアが開いていたためさすがだと思いました。


CIPでは担任講師精度を導入し、学生の管理も怠りません。それだけに留まらず、レッスンへの不満や生活における問題点、食事は口に合っているかなど、下記のシートでこまめに管理しています。


講師変更やクラス変更の際も、次に活かすためにきちんと理由付けも明確にした上で変更に対応していただけます。


ここまで細かく先生への要望を汲み取ってくださる学校はそう多くありません。また、講師に対する評価表で講師のトップ3を表彰する制度を設けています。これも学校担当者の吉野さんの前職での経験から作成したオリジナルフォームだそうです。


よくある市販の教材や海賊版の違法教材とは異なる「独自開発教材」を今後、さらにアップデート予定となっております。


この建物の奥に各国のマネージャーが仕事しています。早朝だったので手前にスタッフ1人しかいませんでした。


ぼったくり被害などが多発するトライシクル(三輪タクシー)ですが、同校の場合、エリアによって明確に料金が提示されているので安心です。学校の目の前に待機しているので移動もとてもスムーズです。


教室棟と学生寮の間にはリゾート感を満喫できるプールもあります。


敷地内には屋外の休憩スペースもあります。学生同士の交流もさかんになりそうです。


続いて学生寮について記載いたします。まずは3人部屋です。


人数分、学生寮内にも簡易デスクではなく、しっかりしたデスクがあります。コルクボードや収納袋まで用意して下さっている点が、かゆいところに手が届いています。


お部屋に冷蔵庫とクローゼットも完備しています。セーフティボックス(金庫)がないためご注意ください。


エアコンも割と新しい型で感動しました。前回宿泊した際には旧型でエアコンの利きが悪かったのですが、今回は快適そのものでした。


枕もとの上にもコンセントがあります。


シャワーの水圧や温度も以前より快適になっていました。(もちろん日本よりは弱いです。)


今回の滞在で唯一困ったのが、トイレットペーパーを捨てるゴミ箱の置き場所です。慣れればどうということはない部分ではあるのですが、到着したばかりの生徒さんは同じことを思うかもしれません。


デスク周り同様、小分けに出来る収納用袋を用意してくれてるあたりさすがの配慮です。ハンガーは備え付けではなく、前の生徒さんの忘れ物なので、すべての部屋にあるわけではありません。


続いて2人部屋です。3人部屋同様、枕元にコンセントがあります。


同じく、人数分のデスクがあります。


今回、実際に宿泊してみて、よくご質問をいただいておりました1人部屋AとBの違いが明確に分かりました。まずは私が滞在していた1人部屋Aです。1人部屋A=ラグマット、大きめのクローゼット(白)、広い、騒がしくない滞在施設というのが特徴です。床のペンキ跡(?)が気になる程度で、とても快適に過ごせました。下記の動画がリアルなので、写真ではなく動画でご案内いたします。
●CIP 学生寮1人部屋A
https://youtu.be/k8TXQb0IvcA


続いて、1人部屋Bです。1人部屋B=ラグマット無し、クローゼット(黒)、若干狭い、体育館側の通路に隣接しているため多少騒がしく窓を空けにくいという特徴があります。言葉を選ばすに申し上げるのであれば、1人部屋Bは「狭い」「うるさい」「通路側」とご案内いただきましたが、個人的にはまったく気にならないレベルでした。


こちらが実際に訪問時に撮った写真です。ベッドメイキング前の状態なのでご了承ください。


エアコンが旧式タイプのままでした。音は多少うるさいですが、冷却機能についてはまったく問題ありません。また、このブラインドが通行量の多い通路に面しているため、事実上開けられません。ここが1人部屋Aとの違いになります。


1人部屋A同様、扇風機、冷蔵庫、学習机があります。学習机にデスクライトが付いている点が気が利いています。


壁掛けの時計と壁掛けのシェルフも付いております。


1人部屋Aよりは確かに小さいですが、収納もしっかりあります。


1人部屋Aと同じタイプのシャワーがあります。泊まっていた際に使用しましたが、水圧等問題ありませんでした。


トイレや洗面台も問題ありません。


CIP English Academyではお部屋の清掃も時間指定が可能となっております。各自のスケジュールに合わせて自由に設定可能な点は細やかながら魅力です。防犯上の観点、授業との兼ね合い、フィリピン人スタッフのマネジメント労力を考えると、この仕組みがあるのが素晴らしいと思います。


厳格だったEOP(母国語禁止)の雰囲気が薄まる一方で、コロナ再開後も元々CIPにいた先生がほとんどで、すでにバックグラウンドがあるため、馴染んでいる印象でした。これが学校のアットホームさを創り上げているように感じました。

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