Keystone Academy視察報告
Keystone Academyは私個人としては、初めて訪問させていただきました。午前中から校長のパク・チョルソさんに10時間近くご一緒していただけました。キャンパスツアーにや学校説明だけでなく、スービックのアクティビティスポットなど得がたい経験をすることができました。
最大受入人数145名中5名在籍しておりました。夏休みシーズンは51名いたそうなのですが、大多数の生徒さんの帰国のタイミングと重なってしまいました。雨のシーズンに当たってしまい、快晴が多いスービックにおいて珍しい天候での訪問となりました。
最大8回リピートした生徒もおり、4回以上のリピーターもざらにいるのがKeystone Academyです。
Keystone Academyは、小高い丘の上に位置しており（校長はジャングルと形容しておりました）、目下、海を眺められるノーストレスの環境で、勉強に集中して取り組みたいという方に適した環境です。フェンスで区切られていないため、自然をそのまま感じられ開放感が抜群、空気もキレイです。
校長のParkさんは教育投資を惜しまずに、学校の門の前にある大きな木にライトアップ用の飾りを付けている最中でした。また、学校のロゴの前に大きな花壇を植えてインスタスポットにする予定と楽しそうに語っておりました。
生徒にとっては快適なリラックスキャンパスですが、先生にとってはスパルタ環境という特徴を持つ学校です。例えば、2ヶ月に1度IELTSテスト受講が義務化されていたり、厳しい採用戦線に勝ち残った講師のみを採用していたり、6カ月の試用期間を経て、初めて正式雇用したりと余念がありません。
そのような厳しい環境化でも伸び伸びと教えられているような雰囲気で、中でも驚いたのが、先生が自発的に自習をしている点です。強制ではなく、自然とそういった学習雰囲気が出来ている点は同校ならではかと思います。
アカデミック面でも学生中心（STUDENT-CENTERED）の授業構成で、オロンガポシティにあるコロンバン大学（Columban College）の公式なESLパートナーとなっており、カリキュラム、大学の授業、および実習に協力しています。
特に日本人からフィードバックが高いポイントとして、ESL（一般英語コース）がスピーキングにフォーカスした内容になっていることです。7コマ中5コマがスピーキングに繋がる科目構成のため、日本人のニーズにマッチしやすいのではないかと思います。
クラスルーム内は厳格なEOP（母国語禁止ルール）があります。
生徒、講師、そしてアカデミックコーディネーターから、3方向からのフィードバックシステムで、学生の管理を行っております。月に8回もフィードバックをくれる学校はKeystone Academyをおいて他ありません。
医療制度も整っており、学校との信頼関係で、急病の際にも学校スタッフが同行してくれるだけでなく、優先的に診てもらえる個別契約をしているそうです。
食堂も開放的な雰囲気でとても清潔感がありました。まるでリゾートレストランに来ているような感覚でランチを楽しめました。
自分の食べたい分だけ取っていけるスタイルです。
当日、私がいただいたランチです。写真で見切れてしまっていますが、スイカを2切れもらえてテンションが上がりました。
施設内の売店です。ちょっとしたものはここで手に入ります。
（※追記：2023年3月27日時点でこちらは完全廃止になっております。）
図書館兼自習室です。
（※追記：2023年3月27日時点でこちらは完全廃止になっております。IT 校舎の教室を一部屋、自習室として使用することになりました。）
奥に進むとデスクがずらっと並んでいます。
開催中のアクティビティクラスの貼り紙です。
ジムもしっかりとあります。
クラスルーム前の休憩スペースです。EOP（母国語禁止ルール）があるので、他国の生徒さんとの異文化コミュニケーションの場となっています。
屋上フロアです。夕暮れ時の景色が素晴らしいそうです。
写真では伝わりにくいのですが、ここから海を一望でき、素晴らしい眺めでした。
続いてお部屋の紹介です。
随所にインテリアデザインへのこだわりが見られます。
シャワーの水圧はやはり弱めですが、そこまで気になりませんでした。それよりもシャワーの横にシャンプーラックがあるのが使い勝手良かったです。
残念ながら温水付き便座ではありませんし、トイレットペーパーも流せません。
こちらは3人部屋の二段ベッドです。
同じく3人部屋のシングルベッドです。
エアコンは旧式タイプでしたが、風量等は問題ありませんでした。
私が泊まっていたファミリータイプのお部屋です。広々としたキッチンがあります。キッチン器具も揃っておりました。
嬉しい冷凍庫付きの冷蔵庫もあります。電源プラグが余っているのでここでも電子機器の充電が可能です。
収納力も充分なクローゼットが2つと、ハンガーラック、シングルベッドの隣に二段ベッドがあります。手前に大きなダイニングテーブルとお洒落なソファもあります。
玄関からの角度で撮った写真です。
ハイブランドのクッションが置いてありました。カバーだけお土産にいただけないか相談しようか本気で悩みました。
玄関口に鍵掛けが設置されており気が利いています。
きちんと人数分シャンプーラックがあるのも良いです。
水周りも綺麗で快適でした。
少々使い方に苦戦したシャワーです。写真には写っていませんが、オレンジのL字レバーを右に倒すとお湯が出ます。
同校の強みでもあったITコースも2023年3月～再開予定となっております。ITコース用のキャンパスも開校に向けて大幅リノベーション中で完成が楽しみです。
こちらがITコース用のキャンパスの外観です。
校長のParkさんは元々IBMのエンジニアを経て、マイクロソフトに転職というITに精通した人材のため、独自のITシステムを構築し、他校の追随を許しません。ITに強いだけあって、インターネットスピードも私が訪問した中では最高峰でした（それでも日本よりは遅いです。）
Keystone Academyでは、クレームが極端に少ない理由のひとつに、初日月曜日のシティツアーが挙げられます。あえて、オロンガポ（旧市街地のフィリピン人居住エリア）にて生活用品の買出しに連れていっていただけるため、日本 VS フィリピンの比較ではなく、オロンガポ（旧市街地のフィリピン人居住エリア） VS スービック（経済特区エリア内）の比較になるのだと思います。
（※追記：2023年3月27日時点で、市内に行くためのタクシー代は同行スタッフ分も含め、全額生徒様ご負担となっております。）
Keystone Academy周辺では数え切れないほど多くのアクティビティスポットが点在しています。スービック自体、あまり知名度こそありませんが、これはツアーガイドに載っていないため、超穴場的アクティビティスポットが多数あります。セブ（観光）とバギオ（勉強）の中間という位置づけの街という印象です。
（※追記：2023年3月27日時点で、周回バスが廃止になりましたので、市内に出かける際には毎回タクシーをよぶ必要があります。（市内まで片道200ペソ））
旅行代理店が扱わない代わりに、学校自体が旅行代理店のような機能を持っています。例えば、掲示板ですべてのアクティビティが見れたり、学校ホームページで詳細を見られたりと常に最新情報を提供しています。
他都市では、海へ行くのに1～2時間かかりますが、Keystone Academyでは5分もかかりません。
また、犯罪発生率0％の治安の良いスービックでは、ジプニー（乗り合いバス）やトライシクル（三輪タクシー）はおろかタクシーもほとんど走っておりません。バス移動がメインで、仮にバスやタクシーに忘れ物をしてしまったとしても車のナンバーを学校がすべて把握しているため、忘れ物を見つけることも容易な安心環境です。
同エリア内は、外国籍大手企業の駐在員の居住エリアのため、他都市と違って、人が多過ぎてごみごみしていない点も快適です。
フィリピンのモデル都市と言われる場所のため、街中もクリーンな環境を実現しています。ポイ捨てなどしてしまうと罰金や法律違反となってしまうほどモラルが保たれていました。
他都市では利用が難しいクレジットカードもスービックの経済特区エリアではどこでも使用可能な点も生活しやすいポイントです。
日中は特に渋滞とは無縁で、企業の終業時間から飲食店やスポーツ施設が賑やかになる傾向にあります。夕暮れのビーチでゆったりとした時間を過ごす方も多く見受けられました。
セブやマニラ、バギオ、クラーク等の都市はタクシーが主流ですが、スービックはそもそもIDがないと経済特区エリア内に入れません。隣接しているフィリピン人の居住エリア（オロンガポ）はまさしく古き良きフィリピンの街並みそのものでギャップが凄まじいのですが、オロンガポでさえも最も物乞いが少ないフィリピンの街と称されております。
男性が好きな夜の娯楽施設（アダルトエンタメ）が一切ないため、特に女性が好むスービックとKeystone Academyですが、同校では実に80％以上が女性という特徴もあります。
フィリピンとは思えない整った環境で、外国人に親切な街、質の高い教育を提供する学校、それを丁寧にサポートしてくれるスタッフ、まさしく穴場的超優良校だと思いました。強いてデメリットを挙げるとすれば、部屋に冷蔵庫がない点ぐらいです。（ファミリータイプはあります。）
Keystone Academyについてご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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