2023年9月 First English Global College視察報告
First English Global College(以下、同校)を移転後初の約6年ぶりに訪問させていただき、日本人現地スタッフーの赤津さんにご案内いただきました。
明光義塾のノウハウを生かし、日本人の苦手分野を熟知したカリキュラムが特徴的、かつコンドミニアム滞在や格安のシェアハウス滞在も可能な同校ですが、キャンパスツアーだけでなく、周辺施設の案内までたっぷりとしていただけました。移転してからすでに3回リピートしている生徒もいるそうです。
日曜日の深夜23:55にセブ着の便にも関わらず、お迎えにまで来てくださるホスピタリティ精神に脱帽です。そのままコンドミニアムに1泊滞在させていただきました。ちょうど日曜日は新入生が到着する日のため、セブ空港ではピックアップスタッフさんがずらりと並んでおりました。
生徒ではないにもかかわらず、ウェルカムセットを用意していただけたことにまず感動しました。トイレットペーパー、カップヌードル、お菓子、コーヒー、石鹸、シャンプー、コンディショナーと至れり尽くせりです。なかでもフォークの先端をナプキンで包んで下さったことが衛生面での気遣いを感じました。
こちらが同校のコンドミニアム寮です。かなり広くて快適でした。週に2回掃除がありますが、ルームキーを渡してやってもらうシステムとなっております。レッスン中に鍵の受け渡しを行う姿はまるで、高校の同級生にものを渡すそれを思い出させる光景で生徒とスタッフさんとの距離感の近さを感じられました。
キッチンもあります。
電子レンジもあります。
食器やキッチングッズもあるので自炊も可能です。
拡大画像がこちらです。
引き出しの中にもキッチングッズが用意されています。
別の引き出しにもお鍋やフライパンが用意されていました。
ケトルや鍋などもありました。
ゴミはコンドミニアム寮の各フロアに回収ボックスがあるため、ゴキブリ対策にもなります。
トイレもきれいです。
コンドミニアムとはいえ、トイレットペーパーは流せません。備え付けのごみ箱に捨てます。
洗面台も清潔感があり、鏡も大きかったです。
バスタオル置き場もあります。
バスマットも置かれています。
フィリピン留学では珍しく、浴槽もあります。湯船に浸かれるのはかなりありがたいです。
シャワーカーテンもあります。
しかもこの浴室ですが、全閉式の扉までついています。水回りを清潔に保てる点は大きいと思います。
リビングのソファも座り心地抜群でした。
Wi-Fiルーターがデスクの上に置いてあります。
ダイニングテーブルです。
寝室の手前にもソファが置いてあります。
お部屋に関しては、インターネットTVが置いてあるのですが、TVが遅いことはありますが、Wi-Fi自体は弱くないと感じました。
家庭用のルーターも置いてあります。
ドライヤーも完備です。
コンセントやごみ箱もちゃんとあります。
1人用としては充分な大きさのベッドです。寝心地も抜群でした。
別の角度からもう一枚。
寝室自体がかなり広いです。
エアコンはTOSHIBA製でした。
コンドミニアム寮滞在とは言え、日本の感覚を持ち込んでしまうとイメージギャップが生まれます。特にこのコンドミニアムはオーナーから借りているため、ダイレクトで解決することが難しくなっております。
例えば、食事(弁当)やお部屋内のひび割れ等のクレームが入った際にも弁当業者に言うことはできても発注先はフィリピン人のため、日本人が求めるクオリティに改善されないこともあります。修理や修繕も同様です。
また、3棟のコンドミニアムを割り当てていますが、階層や作り、家電メーカーも若干異なるため、すべての部屋が同条件ではありません。例えば他の留学生の方が上層階だから、他の部屋のエアコンがDAIKINだからといった理由でのお部屋変更は難しくなっております。
学校の目の前にもインタナショナルスクール(?)があります。
道路を渡ってすぐのところにセブンイレブンもあります。喫煙所はこの近く、ビルの斜め向かいの芝生のところにあります。
学校の並びにも飲食店が軒を連ねています。
スターバックスもあります。
こちらが教室の入り口です。同校では、渡航前にレベルチェックテストを行ってくれるため、初日のオリエンテーション後すぐにレッスン提供があります。訪問時には午前10時頃には新入生のレッスンがスタートしていて驚きました。なお、オリエンテーションを抜いてレッスンに振り替える真面目な生徒さんもいるそうです。
教室フロアは土足禁止です。こうしたルールを徹底するあたりも同校の魅力です。
当然のごとくスリッパやサンダルを持ち合わせていない私のためにわざわざご用意して下さっていました。
受付の真横には相談スペース、カウンセリングスペースがあります。また、初日のオリエンテーションだけに留まらず、到着した週の木曜・金曜に個別ミーティングをしており、生活のことやレッスンのことをご相談いただけます。学生とスタッフが学校のオフィシャルLINEで繋がれるため、困ったことがあれば日本語でサポートしていただけます。
受付の横が簡易売店となっています。
同校では平日の朝食(軽食)のみの提供となっておりますが、学校内でお弁当を注文することも可能です。
実際に当日いただいたお弁当です。
また、スマホのSIMカードも学校内で購入することも可能です。
キッズルームも完備です。同校は、2013年の開校当初から親子留学をやっておられる、いわば親子留学のパイオニア的な学校です。
オープンスタイルのマンツーマンルームをこれまで同様採用しているため、講師がほとんど休まず、無断欠勤などもほとんどありません。(講師が当たり前に休むのがフィリピンです。)オープンスタイルを取り入れたのは、経営者自身が味わった実体験が元になっています。
個室ブースのマンツーマンルームで、無用なセールスにあったり、ゲームで遊んでいるだけだったり、遅刻の管理がままならなかったりと、疑問に思うことが多々あったそうです。また、コロナ禍もオンラインを提供していたため講師を継続雇用しており、5年や9年などベテラン講師も在籍しております。
「日本人向けのフォローアップ体制」「南国ならではのリゾート感」のみならず、一番重要な『教育の中身』について、理路整然と語って下さる学校さんです。繁忙期は特に、親子留学の方が多く、当社でも20代後半のカップルの方などにも紹介しておりました。
朝食(軽食)はこちらから自由にお取りいただけます。
レッスン外の時間も自由にお使いいただけます。眺めも良かったです。
スクールカラーで彩られた教材が並んでいます。
グループレッスンルームです。
祝日の多いフィリピンでも、クリスマス・お正月・ホーリーウィークの年6日以外は平日毎日授業を行っています。これは、留学日数が限定されている短期留学者にも非常に安心できるシステムです。海外の祝日出勤は給料を上げなければならないため、大規模校では実現が難しいといった実態もあります。
天井も高く、広々していました。
シェアハウスは学校から車で5分ほどの場所に位置しており、往路は平日7時30分、復路は平日16時・17時・18時・20時に無料シャトルバス送迎があります。
タイルも貼替済みで、外観以外は想像よりもはるかに綺麗に感じました。どちらかというと若い学生向けの施設ですが、訪問時には25歳の男性社会人が2人部屋を1人で使用されていました。今のところ、あまり埋まることがないため、事実上の無料アップグレードとなるかもしれません。
リビングルームです。土日もレッスンを受けたい方はシェアハウス内で受けることも可能です。講師が休日のレッスンを提供した場合は学校から給与が支給される仕組みになっているため、本格的な授業を受けることができます。ストイックに勉強したい方にもむしろオススメの物件となります。
こちらのシェアハウスでは、喫煙も飲酒も可能で、管理人が同施設内に住んでいるため、コンドミニアムよりもスムーズに解決にあたれます。また、安全対策として講師と同じ施設に住めます。これにより、フィリピン人の現地生活を見ることができます。例えば料理の仕方や朝にしかシャワーを浴びないなどです。
コンドミニアムやホテルは誰でも住めますが、日本人がこのような施設には逆に住めないので得がたい経験となりそうです。
キッチンエリアです。
冷蔵庫とウォーターサーバーも完備です。
自炊をする方が少ないそうで、いい意味で生活感が全くありませんでした。
充分な広さがあるため、料理を通じて異文化コミュニケーションも楽しめそうです。
こちらが共同のシャワールームです。
シャワーカーテンも付いていました。
トイレです。蓋付きのごみ箱があるのがグッドです。
共同生活らしさが溢れていましたが、上手くスペースを利用されています。
こちらが6人部屋です。訪問時には3人しかおりませんでした。ベッドの下にスーツケースをしまえるスペースもあるためそこまで窮屈な感じはしませんでした。
シェアハウスの外観です。海外のシェアアパートでの生活経験や東南アジアに旅行経験のある方ならむしろ快適にお過ごしいただけるのではないかと思います。部屋のクレームはいまのところないそうです。
繁忙期にはこちらの建物も開放可能です。
普段はここに管理人がいます。
ソーラーライトも設置されていました。
同校の学生であれば無料で行けるビーチです。毎日ビーチに繰り出す生徒もいるそうです。
このオレンジのリストバンドが入場証の代わりです。
サボイホテルの宿泊客、同校の学生以外は利用できないプライベートビーチのため、安全性も抜群です。
平日でも海に来れるのはマクタンならではのメリットです。いい意味で遊泳エリアの入口が狭めなので、お子様の安全も担保されるビーチになっていました。
こちらのビーチエリアにはオリエンテーション時にも連れてきていただけます。
学校周辺に戻ります。学校のすぐ近くに両替所があります。
通常、フィリピンのATMでは10,000ペソが上限ですが、BPIのATMのみ20,000ペソまでまとめておろせます。そのBPIのATMも学校のすぐ近くに置いてあります。(写真左手の赤いATMです。)
クリーニング屋さんもこのビルに入っているため便利です。
料金はこちらです。追加料金を払えばお急ぎで頼むことも出来るため、短期留学の方も安心です。
フードコートもあります。
ゴミゴミしていないため、ゆったりとお食事を楽しむことができます。
ジプニー(乗り合いバス)の中での食事体験もできます。
この車の中にテーブルが置いてあり、貴重な体験ができます。
ビルの下にロビンソンスーパーがあるのですが、なんでも、月に1度ぐらいしか入荷していないようで品揃えが悪いそうです。コーラやビール、サランラップすらも売っていないことが多々あるとのことです。
学校から徒歩3分のところにLGガーデンというメトロスーパーができたので最低限のものはここで揃います。実際に入店して確認しましたがかなり品揃え豊富で大きなスーパーです。
DIYというカンボジア系の小さなホームセンターもあり、サンダルやスリッパ、携帯の充電器、変圧器、イヤホン、子どものおもちゃ、文房具なども格安で揃えることもできます。
まず、学習塾を日本で多教室経営している会社が母体なので、指導面は言わずもがな高品質です。発音やスピード翻訳、海外メディアニュースなど日本人の苦手分野攻略に特化した授業形態が特徴的で「カリキュラムの中身」について、最も可視化に成功している学校の一つです。
中でも「夢を持って、ここに来てほしい」という経営者の想いがすべてのサービスの根幹なのだと、短時間の滞在でも充分なほど伝わって参りました。