2023年9月 PILAeducation視察報告
PILAeducation(以下、同校)と提携後、私個人としては初めて訪問させていただき、日本人スタッフーの鈴木さんにご案内いただきました。訪問時には30名ほどの生徒が在籍しており、9月ということもあって、日本人比率は80%となっておりました。
10代・20代が多めで小さな学校の一体感を感じられる環境です。同じ目標に向かって頑張れる絆のような部分を随所に感じました。小規模アットホームな環境を望まれる方なら同校が最も適した環境です。まずは1階の食堂エリアです。
床もピカピカで清潔感のあるダイニングルームでした。あいにく食事の時間外でしたが、日本人の口にも合うようアレンジして料理を提供してくださっています。
配膳形式ではなく、ビュッフェスタイルで毎回5品程度のおかずとスープ、ライスをご準備いただけます。
オーブントースターのご用意もあります。
オフィスの真横が自習エリアになっており、スタッフさんがいる時間はいい意味で監視の目があるため、間接的に義務自習のような環境で勉強を進めることができます。
一般的にオープンタイプのオフィスルームの場合、中に入りづらいという欠点がありますが、風通しの良い学校のため、そういったデメリットもまるで感じさせません。
自習エリアには本やテキストが陳列されていました。お洒落なインテリア感覚です。
教室フロアではENGLISH ONLY ZONE(英語オンリーゾーン)のルールあるため、英語漬けの環境で留学生活を送りたい方にもうってつけです。キャンパスツアー時に私自身が日本語を使ってしまったせいか、日本語が聞こえましたが、留学中の生徒さん(女子大学2人組)にお話を伺ったところ「友人が当たり前のように英語で話しかけてくる」と少し照れくさそうにおっしゃっておりました。
さきほどお話を伺った留学中の生徒さん(女子大学2人組)が階段付近のラウンジスペースに腰かけていたのですが、気を遣ってどいてくれました。礼儀正しい生徒さんが多く、和やかな校風を感じさせます。
壁の装飾にもアットホームさがにじみ出ているように感じました。このフロアも食堂同様に清潔感がありました。
クラススケジュールなどはこちらの掲示板で確認することができます。
アクティビティも掲示してあります。
手作り感満載で、デジタル時代の今だからこそ温かみを感じました。個人的には学生時代の文化祭を彷彿とさせるような掲示物で好きです。
こちらは個室タイプのマンツーマンルームです。
L字型のレッスンルームで、プラスチック製の椅子ではなく、ロイヤルブルーのパイプ椅子なのがいいと思いました。(他のお部屋にはプラスチック製の椅子もあったため、部屋によって格差があると思います。)
教室内も先生の個性がにじみ出る装飾が施されていました。
こちらはオープンタイプのマンツーマンルームです。1つの学校にオープンと個室の両方があるのは珍しいです。
階段だけでなく、エレベーターでの移動も可能です。階数の表記がカオスのため、慣れるまで間違えて押してしまうかもしれません。
学生寮のフロアには電子レンジとウォーターサーバーが置いてあります。電子レンジがあると何かと便利です。
共用フロアにゴミ箱も設置しています。例えば、飲みかけのコーヒーを捨てたいけど、授業に遅れそうといった時にさっと捨てられるのはありがたいと思います。
学生寮エリアの廊下です。
こちらは4人部屋です。旧式タイプの二段ベッドですが、格安で滞在できるため人気部屋タイプです。
使用感もあまりなく、綺麗に使われている印象です。
デスクライトはありませんが、人数分学習机があるため、自室で勉強も可能です。
クローゼットも人数分あります。
シャワーとトイレがセパレートされているため複数人部屋でも朝の混雑を避けられます。※4人部屋Bを除く
こちらはシャワールームです。
水圧は確認できておりませんが、割と新しいタイプだと思います。
こちらはトイレ側です。
クローゼットも充分の収納力があります。鍵が付いているタイプのためポイント高いです。
続いて3人部屋です。斬新なベッドの置き方ですが、窓側の基地感、プライバシーが守られる感が個人的には気に入りました。
なお、横並びの3人部屋もございます。
こちらも人数分デスクがあります。
上段部分にも収納が付いています。
エアコンは旧式タイプですが、ちゃんと涼しくなります。
こちらは2人部屋です。
配置のせいか一般的な2人部屋より開放感がありました。
2人部屋の写真ですが、ここだけ切り取れば1人部屋のような空間設計です。
クローゼットもジャストフィットしているため、広く感じるのかもしれません。
なお、同校では2人部屋を1人で使用するため、以上ですべての部屋タイプの紹介となります。
小規模校のデメリットとして、小さな世界のため嫌われてしまうと逃げ場がないことが挙げられますが、オーナーの「はぐれ者を決して出さない」というポリシーが非常に印象的でした。
きめ細かなサポートが売りの同校ですが、浮いてしまった子どもでも溶け込めるように声掛けを自然と行っています。例えば「かき氷食べに行こう」「バーベキューやろう」など、自分から輪に入るのが苦手な方でも居心地の良さを感じられる学校です。