2023年9月 IMS Academy視察報告
IMS Academy(以下、同校)と提携後、私個人としては初めて訪問させていただき、日本人スタッフーの仁科さんにご案内いただきました。閑散期で集客に苦戦する学校が多い中、150名の規模に対し80名以上が在籍しておりました。
特筆すべきは日本人がたったの1名しかいないという国籍バランスの良さです。訪問時には韓国40%、台湾30%、ロシア15%の他、ベトナム、モンゴル、タイ、日本と続きます。今後も日本人比率10%程度での運営を考えており、15%に達した時点で国籍制限も検討していると伺いました。
まずはテラスにあるダイニングルームです。景色も素晴らしく、暑さを除けば絶好のロケーションでお食事を楽しむことができます。
食事が終わってからも学生同士が交流できるスペースもあります。テーブル席を増やしても良さそうなところに交流スペースを配置するあたり、異文化コミュニケーションを大切にしている校風が垣間見えました。
雰囲気を変えてこちらを利用することもできます。
テラス席からの景観です。フィリピンのローカル感を感じることもできますが、白い建物がショッピングモールになっています。同校は利便性も高く、近隣に欧米人も住んでいるような高級住宅街に近いこともあり、治安面でも安心してお過ごしいただけます。
同校はグアム(アメリカ領)、クアラルンプール(マレーシア)、バンクーバー(カナダ)、ペンシルベニア(アメリカ)などにキャンパスを有するグローバル語学機関です。国際的なネットワークの強さを感じさせられました。
あいにくランチタイムが終わってしまっていたため、お食事を体験することはできませんでしたが、キッチンスタッフまでも自社で雇用しているため、食事のクオリティにも期待できそうです。
この学生ラウンジも休憩時間になると多国籍さを実感することができました。また、5階のレッスンフロアのみ完全EOP(母国語禁止)となっております。
別の角度からもう一枚。学校全体で20代前半の方が多い印象でした。また、ちょうどこのあたりのエリアでWi-Fiに接続させていただきましたが、通信速度も安定しており、Youtubeの動画も問題なく見ることができました。通信環境に関するクレームは今のところないとの事なので、ネットが強いと言ってしまってもいいかもしれません。
レッスンルームの廊下です。壁のウォールシェルフもセンスが良く、ホワイトカラーの壁によく映えてました。
こちらはグループクラスルームです。どこか欧米の語学学校を連想させる作りでした。
歴史の重みを感じさせるホワイトボードが印象的でした。物を大切にする文化が根付いていそうです。
こちらがアカデミックオフィスです。学習面でのお困りごとを解決する部署です。とても印象的だったのが、私が入室した際にスタッフ全員が仕事の手を止めて、席を立って挨拶してくださったことです。異国の地でこの礼儀正しさは教育レベルの高さを感じさせます。
こちらはマンツーマンルームです。対面型のため、相手の表情を読み取りやすそうです。
続いて学生寮をご案内いただきました。4人部屋です。コロナ再開後、リノベーションも完了しているので綺麗でした。いわゆる韓国系語学学校の横並びのタイプでしたが国籍バランスの良さも相まって、日本人以外と一緒の部屋割りにしていただけます。
旧式タイプですがエアコンもしっかり効いていました。そのほか、人数分のデスクとブラインド、本棚が置いてある点もいいです。
収納力の高そうなクローゼットも完備です。
大型冷蔵庫も置いてありました。
こちらは洗面所です。
ユニットタイプのトイレです。
水圧は確認出来ておりませんが、シャワーも問題なさそうです。
人数分の洗面用具収納が用意されていました。共同生活をする中で、これのある無しは意外と大きいです。
シャワーとトイレの間隔が狭い分、ちょっとした段差を作ることで水の侵入を緩和することができます。
続いて3人部屋です。4人部屋よりは圧迫感を感じませんでした。
インテリアの配置こそ違えど、人数分のデスク、クローゼットも完備です。
冷蔵庫も置いてありますが、大人数部屋の方がサイズが大きいそうです。
写真だと伝わりにくいですが、この部屋タイプが一番開放感がありました。
自習室にあるタイプの学習机が置いてあります。隣のルームメイトの視線が気にならないため、集中できそうです。
この部屋タイプには何故かドレッサーがありました。
最後に1人部屋です。
小型冷蔵庫が置いてあります。フィリピン留学の場合、自炊をする訳ではないためこのサイズで充分なはずです。
他のお部屋と同じクローゼットですが、中の写真です。
この部屋タイプのエアコンは足元にありました。人工的な冷風が直接喉に当たらないため、この位置の方が個人的には好みです。
自習室にあるタイプの学習机がありました。
各部屋に金庫がない代わりに、オフィスロッカーにて貴重品を管理することも可能です。オフィススタッフにではなく、生徒に貸し出しているあたり、生徒想いだと感じました。
こちらが自習室です。
IELTSにも定評のある同校では、自習室にもIELTSのポスターが貼ってあります。
こちらは親子やジュニア専用のクラスルームです。騒がしくならないようにクラス棟自体を分けて、配慮してくださっています。
L字型でオープンタイプのマンツーマンルームのため、周りからもいい刺激をもらえそうです。また、対面型ではないため、緊張せずにのびのびとレッスンをお受けいただけます。
こちらの棟では、通常の蛍光灯に加え、昼白色の電球が別途付いてる点がお子様の目にも優しい設計だと感じました。
こちらが親子、ジュニア用のグループクラスルームです。
2カ国留学の学生も多く、ワーキングホリデー前の準備にもピッタリの学校です。昨今のフィリピン留学で注目されるような派手さはありませんが、この規模感だからこそできる24時間のサポート体制(学校長も寮に滞在)と日本人比率の低さは強い武器だと実感できました。