【オーストラリア】SPC Journalについて
SPCジャーナルとは?
SPCジャーナルとは、SPCが宿題の一つとして続けているいわゆる英語日記です。入学後すぐに全員に配布され、初日のオリエンテーションでも詳しい説明を受けます。土曜日と日曜日も含む毎日記入、次の日または週末明けには先生に提出して添削やコメントを受けます。
目的は大きく2つ
#1
新しく習ったボキャブラリやエッセイを記述することによるライティング力向上
#2
学生が自分の気持ちや感情を表現しながら、最終的には時間の経過とともにどれだけ成長したかを自己評価する「道しるべ」
なぜジャーナルがそんなに重要なのか?
調べてみると、SPCの学生のジャーナル記述量は、1日平均150英単語、これを毎日週7日間続けています。また、例えば24週間の就学プログラム中、記述した「出来事」や「トピック」は実に160以上にも及びました。
このような毎日の日課を通じて、留学生と教師が構築する絆や信頼関係は比類のないものとなります。
SPCジャーナルが学生以外にも役立つ!?
SPCジャーナルは、学生以外にも役立っています。
ジャーナルは月曜日から金曜日まで教師によって毎日読まれるため、教師はジャーナルを通して常に生徒の心身の調子や状況を把握しています。
注意が必要と思う記述(健康や人間関係の問題、心配事など)を見つけた場合、それをスチューデントサポートに早急に報告し、早い段階でサポートするようにしています。必要と判断した場合は、親御様に連絡することも。
これにより、早いうちに生徒が抱えている悩みや問題に素早く対処することが可能です。
実際のジャーナルを見てみましょう!
生徒は、過去の経験や、幼少期、家族、友人について、時に初恋の話までつづっています。そしてオーストラリアとSPCについての思いなども。教師は毎日ジャーナルを集め、それを読んで生徒にコメントを残します。
先生との交換日記、文通のような存在です。
実際に生徒は、ジャーナルをどう感じているか?
ブラジル出身のサマンサに、聞いてみました。
“最初は、毎日ジャーナルを書くことは予想以上に大変でした。最近ではペンを持つことさえ長い間していなかったからです。この習慣を身につけることは簡単ではありませんでしたが、今はやってよかったと思っています。卒業式の日に、最初のころのジャーナルを読み返してみました。文法や語彙、スペリングがどれだけ改善されたか改めて感じました。ジャーナルに書き留めるには、オートコレクト機能がないので本当の意味で言葉を理解していなければなりません。
ジャーナルは、SPCやオーストラリアでの私の思い出の積み重ね。帰国後も必ず読み返し、SPCで起こったおかしかったことにまた笑ったり、素晴らしい体験を思い返したり、夢は必ず叶うことを再び思い出すでしょう!”
まとめ
宿題でライティング学習をすることにより、SPCの授業はスピーキングに特化できるというもう一つ大きな利点もあります。