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海外で仕事を探す方法は日本と違う!?


日本国内で仕事を探す場合、求人サイト等から応募することが一般的ですが、欧米圏では人づてで仕事を探すことが珍しくありません。
なぜ、欧米圏ではそのように人づてで仕事を見つけるかというと、その背景には「リファレンス文化」というものがあります。

リファレンス文化とは、企業に関係する方など数人が、求人企業に自分を推薦してくれることで、企業側も安心して求職者を採用できるということです。要は海外(欧米圏)では"信用から始まる採用"があるということです。
このような、求人サイト等で出てこない募集情報については、"Hidden Job Market"と呼ばれ、その名の通り「隠れている求人情報」という意味になります。
表に出てこない求人を見つけるためには交友関係がとても有効で、さまざまな背景を持った方とのネットワーク作りが多ければ多いほど、多くの求人に出会える可能性が高まります。

上記のような隠れた仕事を見つけるために大事になってくるのは、自分自身が「具体的にどんな人脈を広げればよいか」、そして「どんな方法を用いて人脈を広げて行くか」ということです。
例えば、「日本での洋服販売の経験を生かして海外でも同じような仕事がしたい!」という方がいた場合、同じ業種で働いている人や、同業界出身者、交友関係の広い方、友人の紹介などで、自身が希望する仕事の情報を得られる可能性は高くなります。

上記のような"自分が就きたい仕事に関連した情報を持っていそうな方"を中心にネットワークを広げることで、求人サイトにはない仕事にたどり着ける可能性が広がります。

ただし、右も左もわからない海外でいきなりネットワークを構築することは簡単ではないかと思いますが、現在はfacebookやツイッター等のSNSで世界中の方と簡単につながることができる時代です。
SNSや交流会、ブログ、友人のパーティーなどに参加することで、自身の情報が拡散される可能性も考えられ、もし自分に興味を持ってくれた方がいれば、相手に時間を作ってもらい具体的なお話を聞いてもらってみることで色々な情報を得られる可能性もあります。

とにかく、"多くの人に自分という人間を知ってもらうこと"で、自分がいないところでもお話が進む可能性もあります。

日本では文化や慣習の違いから、上記のようなHidden Job Marketは欧米圏ほど広くありませんが、近年急速に進むボーダレス社会の中で生き残っていくためには、自分をアピールすることも非常に大事になってきます。

日本の普通は世界で普通とは言い切れません。

どんな環境でも柔軟な方ほど、交友関係の構築だけでなく、さまざまな情報に出会える可能性が高まります。

これから海外へ渡航する予定のある方は、是非参考にしていただけましたら幸いです!