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2024年4月 LCIC(Lapulapu-Cebu International College)視察報告


LCIC(Lapulapu-Cebu International College)(以下、同校)に、私個人としては初めて訪問をさせていただき、日本人マネージャーの松下さんにご案内いただきました。松下さんとは古くからお付き合いがありますが、約6年ぶりの再会を果たすことができました。同校ではランチをご一緒させていただき、キャンパスツアーを行っていただきました。


同校は2021年9月にフィリピン政府の認証を受けた「大学」です。語学学校でも専門学校でもなければ、語学だけを教える大学でもありません。グローバルに活躍できる人材を育成する『国際大学』のようなイメージです。(大学付属というイメージの方が分かりやすいかもしれません。)フィリピン人の大学生と寮生活を共にすることができ、大学の学部聴講もできる(学部聴講はIELTS5.5以上かつ18週間の留学生限定)唯一無二の学校です。


留学中に履修した科目は、LCIC(ラプラプセブ国際大学)の単位として認定されます。つまり認定留学が実現可能となっております。その関係で、入学条件が決まっております。

  • 大学在籍中の方
  • 短期大学在籍中の方
  • 大学院に在籍中の方
  • 高専に在籍中の方者※4または5年次のみ
  • 上記卒業/修了後かつ就職前1年以内の方

後述しますが、設備もハイグレードで、日本同様、トイレットペーパーを流せてウォシュレットもついています。(フィリピンではトイレットペーパーが流せないのが基本です。)また、サウナや露天風呂、アイロンなど通常の語学学校ではお目にかからない設備も完備しており、ハイグレード&ストレスフリーな環境を実現できるのは日系の強みです。


2021年9月に開校したばかりの、日本人経営の大学のため安心です。日系とは言え、もちろん学生の大半はフィリピン人です。日本人経営学校にありがちないわゆる100%に近い日本人比率ではありません。長年セブで造船業を営んできた日系企業が、広島市の大学とタッグを組んで設立したという背景があります。


12時のアポイントメントにも関わらず、50分前に到着してしまい、こちらの図書館で待機させていただきました。松下さんにLINEをしたら「これからシャワー浴びて向かいます」とのこと(笑)こうした友人感覚のやり取りができるのも松下さんのお人柄です。週末で本来であればご対応いただけない中、快くアポイントメントを受けてくださりむしろ感謝しています。


色鮮やかな椅子と無数の本棚に心躍ります。


図書館内にはリラックススペースもあります。


松下さんの到着がすぐに分かるよう入口から見えやすいこの場所でパソコン作業をさせていただいておりました。


週末の日中の時間帯にも関わらず、ここで静かに勉強している学生がおりました。


まずは学食でランチをいただきました。マンゴー・バナナなどのフルーツも食べ放題とのことです。


配膳形式で、普段は2種類または3種類の中から選べるそうなのですが、この日はキッチンシェフが不在だったのか1種類のみでした。ビビンバ好きとしてはどのみちこのメニューを選んだと思うので無問題。


週末の食堂とは思えないほど活気がありました。大学生時代を彷彿とさせる雰囲気に、ノスタルジックな気分を味わえました。すれ違う日本人学生は皆さん良い方ばかりで、同校の学生さんの品の良さや勤勉さを感じました。


こちらがキッチンスペースです。


松下さんに水までご用意いただきいざ実食。少々裏話になりますが、元々移転前のHowdy(セブで食事が美味しい語学学校)と同じところを使っているため、食事のクオリティはお墨付きです。ビビンバもさることながらお吸い物も含め、かなり美味しかったです。


続いてこちらがオフィスエリアです。ここだけ切り取れば「六本木ヒルズの写真だよ」と言われても気付かないレベルだと思います。


青空とあいまって開放的な空間が広がります。余談ですが、敷地内に新しくサッカーコートも作る予定だそうです。


こちらがバレーコートです。完成直前までテニスコートかと思いきや、バレーコートとして利用されています。


奥がバスケットボールコートです。


こちらがオフィスルームです。学校のグッズなども置いてあります。学校同士の横の繋がりも強い松下さんならではのエピソードですが、他校の学校スタッフさんがここLCICのロゴ入りマグカップを使われているそうです。


大学施設のため職員室といった方が分かりやすいかもしれません。週末のため無人です。


上からの角度で撮影しました。


こちらがイベントホールです。TSUNEISHI HALLという何とも日本的な名称です。「L」がないのは見なかったことにしてください。


さすが大学の施設だけあって映画館ぐらいの広さがありました。


右上のようにテーブルも出ます。


左上にVIP席も準備されております。こちらのイベントホールは卒業式や単位授与式でも利用されており、笑いあり涙ありで毎回大盛り上がりだそうです。


こちらは現地支払い費用等を管理するブースです。同校では現地支払い費用も込みのため、教科書代以外は煩わしいお支払いの必要がありません。また、同校はオリジナル教材を使用しており、単位認定の要件を満たすため、TESDAに求められるレベルのデジタルブックも使用しております。


こちらの建物にもラウンジスペースがあります。


ラウンジスペースもハイグレードです。


ほとんど使用されていないそうですが、スピーキングルームもあります。


なんと校内にATMまであります。最近、セブの超人気校でも導入された校内ATMですが、同校ではすでに導入済みです。


カード会社も大半は網羅されているかと思います。最悪、ウェスタンユニオン等の海外送金でもご対応いただけるそうです。


こちらが運営陣のオフィスです。


週末であいにく不在でしたが、お一人お一人のバックグラウンドや恋人の有無、キャラクターまで克明にご紹介いただけました。見たことも会ったこともないのに、すでに知り合いになれた気分がするのも松下さんと先生の関係値のおかげです。同校のカリキュラムについて補足ですが、オーストラリアのマッコリー大学にいた教授が監修しているため、質の高いレッスンをご提供いただけます。


こちらがグループレッスンルームです。フィリピン留学ではマンツーマンが基本ですが、同校ではグループレッスンが基本となります。どちらかというとフィリピンの語学学校との比較よりマレーシアの学校との比較の方がしっくりくる印象を受けました。大学の単位認定に必要な要件がグループレッスンであることや、クオリティコントロールが難しくなるため、同校ではこのスタイルでレッスンを提供しています。


マンツーマンがないわけではなく、カスタマイズも可能です。ただの英会話講師ではなく、教授からマンツーマンレッスンが受けられるため、ここも差別化ポイントです。ここで同校のカリキュラムのまとめです。

  • 1回90分のレクチャー型授業
  • 1週間4回の授業(4週間で計16回)でLCICの単位認定
  • 学習レベル別のクラス分けでしっかり学習
  • 目的別の授業科目選択で学生個別のゴールにコミット
  • オプションで英語のマンツーマンクラスも放課後に提供(別料金)
  • 中国語、韓国語、タガログ語の外国語授業(初級のみ)も充実
  • 学部授業(中期留学生のみ、座学のみ)の聴講も可能※1学期分(18週)の申し込みが必須
  • SDGs関連科目で一般教養もカバー ※毎月あり

前述のSDGs関連科目があまりにも人気で、なんとか提供を続けているそうです。ただただ英会話力を向上させるだけでなく、これからの時代を生き抜く力を養えるのも同校の魅力です。


写真付きで分かりやすく活動内容を掲示しておりました。18週間の学期留学生のみ、ボランティアウィーク、キャンプウィークにご参加いただけます。


生徒さんが手書きで作ったポスターも掲示されていました。


ホワイトボードいっぱいに内容が掲示されているため、興味・関心がなかった方も意識付けが変わるかもしれません。


実際に授業で作ったものを展示してありました。これらはすべて拾ったペットボトルや街中で見つけた物から創造したそうです。


別のお部屋にも展示されていました。環境への配慮を考えさせられます。


同校では、現地フィリピン人大学生と気軽に交流できる無料のバディシステムがあります。このシステムが評判が評判を呼んでいます。世界的にみても似たようなシステムを持っている学校は1・2校しかないとのことで、すでに日本の有名大学がシステムの販売を打診してきているそうです。


このシステムはAIを使ってランダムにマッチングするため、当たりはずれのない出会い系のようなイメージです。(表現がやや不適切ですが、、、)「コミュニケーション」「宿題のサポート」「授業の復習」の中から選ぶことができ、研修済みの現地大学生が講師さながらのレッスンを提供することも可能です。LCIC大学では、そもそも日本語科目が必修のため、日本への興味がある学生が非常に多く、関係を深めやすい点も大きな魅力です。


続いて先生の待機スペースです。先生は修士課程(もしくは同等)以上の教育機関で教育学を学んだプロの専門家集団です。繁忙期でも先生のクオリティコントロールをしっかりされ、均一化を保ってレッスンを提供されているお話を伺いました。


校内にはジムもあります。


お部屋が圧巻の広さのため、人口密度も気にすることなく汗を流せそうです。


こちらがダンスルーム・ヨガルームです。同校では現地大学生の部活にも参加できるため、実際にこのダンス部に所属する方などもいるそうです。


こちらがSALC(Student Access Learning Centre)というエリアです。日本語訳が難しいですが、自立学習支援センターでしょうか。アクティブラーニングも行えるエリアとしての利用を計画しているそうです。来週から行われる代理店向け学校ツアーの際にはここで松下さんが説明を行うそうです。


個人LINEにも送っていただけた猫ちゃんと出会うことが出来ました。松下さんには懐いておりましたが、まだまだ心を開いてもらうには時間がかかりそうでした。一応ビジターでの訪問だったため、生徒さんと同じルールを遵守し、撫でたり触ったりせずに我慢をしました。


続いてドミトリーエリアの紹介です。セキュリティも厳重のため安全性も抜群です。24時間体制で7名のスタッフが交代制で待機しています。また、左横には腕利きのナースが24時間待機しています。医療事情が芳しくないフィリピンですが、医師顔負けのナースのおかげで軽症で済んでいるケースが多々あるそうです。


松下さん自身がイベント企画なども得意ジャンルのため、選りすぐりのアクティビティのご用意もございます。


ツアー会社と提携しているため、同校の学生がお得に参加できるようになっています。学校で知り合った友人だけでなく、バディシステムで知り合った現地大学生と一緒に参加してみるのも面白いかもしれません。


同校のグッズも人気があるそうです。こういったグッズの販売数は愛校心が直結するというのが個人的な考えですが、デザイン性や機能面もあるのかもしれません。私はボールペンとキーホルダーを所持しています。


簡易売店のラインナップも充分です。到着直後の不安や不便が解消されます。


L字型に見やすく並べられています。通常は駅前売店のように店員さんの目の前に商品が陳列されていますが、ここなら店員さんの目を気にすることなく熟考することもできます。


ドミトリーエリアは吹き抜けがあって開放的です。風も通るため洗濯物もよく乾きそうです。


こちらはドミトリーエリアのラウンジスペースです。


卓球を通じてコミュニケーションも可能です。


生徒さんが訪れた場所を情報としてアップデートしているそうです。観光地よりも飲食店の掲示が多かったです。実際に行った方からの声を元に行動することで後悔することなく、余暇を楽しむことができます。


こちらは自習室です。週末にも関わらず、お勉強されている方もおりました。


こちらはランドリーエリアです。洗濯はセルフとなっておりますが、これから社会に出る前に生活力を高めて欲しいとのことで、同校ではあえてセルフスタイルを導入しています。いわば自立支援の一環です。気になる方はデリバリーを利用することも可能です。


続いては、LGBTの方向けのシャワールームです。


同じくLGBTの方向けのトイレです。


トイレもとてもクリーンでした。


分かりづらいですが、アイロンとアイロン台の設置もあります。学校にアイロンが置いてあるのは初めて見ました。


シェアハウス型の学生寮です。日本人留学生は基本個室滞在となります。


狭いですが、綺麗です。お部屋を最初見たときは「なぜこんなハイグレードなのにここだけ狭い?」と疑問に思いましたが、ここにも教育的な意図がありました。部屋の快適さをある程度排除することで、引きこもってしまうことを防ぐ狙いがあるそうです。施設の綺麗さが主軸の昨今のフィリピン留学において目から鱗でした。


収納や金庫、ハンガーなど一通りのものは揃っています。


旧式タイプではなくインバーターエアコンも完備です。


洗濯物が干されておりました。今見返すとこの高さにどうやって干すのか気になりますが、引っかける長い棒のようなものも置いてあるのだと予想します。


続いて同校のハイグレードさを語る上で欠かせないトイレゾーンです。まず、トイレットペーパーが”流せます”。さらには自動センサーで蓋が開くようになっています。


注意書きに「トイレットペーパーを流すよう」書かれている学校を見たことがありません。


こちらも非常にクリーンです。


お部屋の中にシャワー・トイレがない代わりに、入浴施設が完備されています。浴場付きのホテルのイメージが近いかもしれません。ここは脱衣所兼ロッカールームです。


シャワーの水圧も何ら問題ありませんでした。時間帯によって温水が出にくい時間もあるそうですが、これは同校に限ったことではありません。


シャワールームも好みに合わせて3タイプあることに驚きました。その数なんと39個。ちなみにここは一番プライバシーが保たれるシャワールームです。松下さんの表現をそのまま使わせてもらうと「ボディにあまり自信がない方向け」のエリアです。私は迷わずここ一択です。


ありがたいことにドライヤーも設置されています。


続いて違うタイプのシャワールームです。引き続き松下さんの表現をそのまま使わせてもらうと「ボディにそこそこ自信がある方向け」のエリアです。友人と一緒にきたらここでおしゃべりしながらシャワーを浴びるのも楽しそうです。


なんとサウナまでありました。


こちらが3つ目のシャワーエリアです。最後は「ボディに相当自信がある方向け」のエリアです。サウナ用の水風呂もあります。


温泉施設のようなお風呂も付いています。長期になればなるほど、浴槽のありがたさを感じるかもしれません。週に3・4回水の入れ替え作業も行っているため、衛生的にも安心です。


さらに露天風呂まで完備です。景色を楽しめるようあえてこの構造になっています。


まだ非公式情報ですが、同校には個室だけでなく、4人部屋もあります。現在はフィリピン人が使用していますが、あえて一緒に住みたいという場合、リクエストも可能にするとのことです。実現すればフィリピン人と同部屋で生活することもでき、生活習慣なども含めより深く学べるようになります。



LCIC(Lapulapu-Cebu International College)について、ご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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