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La Lingua Language School面談報告


オーストラリアのシドニーに立地する語学学校La Lingua Language Schoolの日本人スタッフであるTomokoさんにご来社いただき、最新情報等をお話しいただきました。

Tomokoさんが日本にお仕事で帰国するのは実に10年ぶりで、私も対面では初めてお会いさせていただきました。

トモコさんはLa Lingua Language Schoolの卒業生で、学校内における学生ケアに定評があるだけでなく、学校で培った英語力等をキャリアに生かしてもらうよう、仕事等のサポート等にも余念がありません。

現在、シドニーには日本でもおなじみのラーメン店「一風堂」が進出しており、大手の運営で待遇もしっかりしているため、ローカルの方々からも求人応募が後を絶ちませんが、Tomokoさんのサポートもあり、同店舗での就労が決まった学生もいます。

パンデミックビザの影響もあり、オーストラリアに滞在する留学生やワーホリメーカーが大変多くなっていたため、求人倍率も高止まりしていましたが、2024年3月23日以降は学生ビザおよび短期卒業生ビザの申請要件が大幅に変更となり、現在は一部の国から学生ビザでの入国が難しくなっているため、徐々に求人倍率も落ち着いてきています。

これまではファンアクティビティを中心に提供してきましたが、学生が求めているものを提供するべく、新たにアカデミックアクティビティを新設しました。

アカデミックアクティビティは現時点で2カ月に一回程度の不定期開催となっていますが、シドニーに位置するgoogleやCanva、Sheraton等の大企業を訪問し、各企業が行うプレゼンを生で聴けるだけでなく、元々留学生だった企業担当者などから話しを聞くこともできます。

現在はamazonやLinkedInなどの開拓もTomokoさん自らが行っていますが、開拓活動が評判を呼び、現在は企業などから直接、キャリアセミナー等のお話しが届くようになっています。その他にもゲストスピーカーを招いてAIを駆使したネットワーキング等を月1回程度の頻度で開催しているため、英語+キャリアを学ぶ環境が整えられています。

企業訪問はこれまで、大学生向けのものがほとんどでしたが、Tomokoさんの努力により、現在は語学留学生向けにゆっくり話していただけるアクティビティをご用意いただけているだけでなく、学生の希望を汲んでTomokoさんが訪問企業を新規開拓することも珍しくありません。

Tomokoさん自身もワーホリ経験者で、自身の経験を学生の皆に還元できることを常に心掛け、「英語が話せないことは恥ずかしいことではなく、話そうとしないから話せない」ということ学生に口酸っぱく伝えています。

上記、googleのプレゼン見学に行った際には、プレゼンテーターを予定していた南米の学生のドタキャンがあり、急遽Tomokoさんに代理のプレゼンテーター探しの依頼がありましたが、その際は見学に参加していたLa Lingua Language Schoolの日本人学生が登壇し、1時間のプレゼンをやり切ったという過去もあります。

急遽プレゼンを担当した学生は、元々googleでインターンすることを目標としていたことに加え、将来に対してのお話しについても元々Tomokoさんとやり取りがあったため、Tomokoさんのお墨付きもあり、お話しがあってから10分後の登壇にも関わらず100人以上の前で堂々とプレゼンをやり遂げました。

同プレゼンが評価されたこともあり、現在googleとインターンシップのお話しが進められています。

La Lingua Language Schoolの学生数は200人前後でコロナ前から大きな変動はありませんが、オーナーの考えのもと、とにかく教育の質を大事にしている語学学校であるため、今後も規模拡大等は予定しておらず、クオリティを維持する為、講師陣は給料水準が高く、ハイクオリティであるローカルの方(オーストラリア人)のみで構成されています。

オーストラリアで英語コースを提供する教育機関は、ELICOS(English Language Intensive Course for Overseas Students)を提供し、ELICOSの定めで1クラスの最大人数を18人までとなっていますが、インフレが急速に進むオーストラリアでは、18人以上でレッスン提供を行う語学学校や、併設するビジネスカレッジで収益を挙げる教育機関が目立ちます。

ビジネスカレッジを有する教育機関の場合、語学留学後に自前のビジネスカレッジへの進学を斡旋する傾向にありますが、La Lingua Language Schoolは語学学校のみにフォーカスし、教育に重きを置いて英語レッスンを提供しているため、語学学校卒業後の進路相談に際しては、個々に合った進学先を紹介するよう心掛けています。

オーストラリア国内に数多く位置する州立の職業訓練専門学校のTAFEに学生を紹介することも珍しくなく、「TAFE NSW」には最も多くの学生を紹介している語学学校でもあります。

トモコさんはLa Lingua Language Schoolで働き始めて16年目を迎えるベテランスタッフですが、同校には20年以上勤めている方がいるだけでなく、コロナ前から誰一人スタッフさんの入れ替わりがない離職率の極めて低い環境であるため、同校で就労する方々から絶大な支持を得ています。

働き始めて8年目の韓国人スタッフさんは、他校であれば十分ベテランスタッフの域に達していますが、ベテランスタッフさんが大勢在籍するLa Lingua Language Schoolであるため、韓国人スタッフさんは自らを「ジュニア」と表現するほどです。

講師出身のオーナーの考えである「ビジネスではなく、教育+学生サポート」という観点から、「収益ではなく、学生満足度」に重きを置いているため、講師陣やスタッフさんは学生の成長を実感することができます。

また、担当スタッフ制を敷いているため、大規模校のようにセクション別に手配を分業しておらず、1人のスタッフさんが担当する学生の面倒を入学から卒業まで管理するようになるため、スタッフさんのやりがいにも繋がり、結果として離職率の低い職場環境となっています。

Tomokoさん自身、大変優秀であるにもかかわらず、努力家ということに加え、学生のお話しにはしっかり耳を傾け、自身が勉強させてもらっているということを本音で言える方で、且つ物事の良し悪しはしっかり自分の意見を伝えられる方です。

そのような裏表のないキャラクターが学生から評価され、Tomokoさんが借り上げているシェアハウスにはTomokoさんを慕って、La Lingua Language School生が入れ替わりで居住しています。

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