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【フィリピン/セブ】B’Cebu来社報告



フィリピン・セブ(マクタン島)の語学学校B’Cebuの栗原さんがご来社下さり、最新情報を中心にお話しいただきました。

B’Cebuにはこれまで2名(田島さん&栗原さん)の日本人正規スタッフが在籍しておりましたが、新たに他校での勤務経験を有するChloeさんが加入したため、現在は3名の日本人レギュラースタッフとインターンスタッフが在籍しています。

栗原さんは現在、姉妹校であるバギオに位置する語学学校API BECIも担当しており、セブとバギオを頻繁に行き来するだけでなく、日本で開催されるセミナーやフィリピン現地で行われるファムツアーも担当する敏腕マネージャーです。

B’Cebuでは今年の夏、電力会社による電気系統の問題で、校内が停電となるトラブルが起こりましたが、再発防止のため電力会社と話し合いを行い、再発防止対策も含めてしっかり修理を行った結果、現在は全く問題なくお過ごしいただける環境に戻っています。

B’Cebuが入居する建物は元々コンドミニアムとして建てられたため、開校後しばらくは学生以外にもフィリピン人居住者が一部おりましたが、その方々の契約も満了となったため、現在、学校関係者以外で出入りする方はおりません。

これまで一部空きテナントとなっていた1階のテナントも全て埋まり、新たに複数の飲食店や弁当屋に加え、ネイル兼エステサロン、スパ、旅行会社なども入居しています。テナントの一角には以前よりジムもありましたが、3倍の大きさ(1スロット→3スロット)に拡張されています。

学生は自由にテナントをご利用いただけますが、テナントの多くは講師陣向けの福利厚生施設として外部から誘致しているため、現地価格でお安くご利用いただけることも強みの一つです。テナントの並びにはキンダーガーデンもありますが、B’Cebuには学校内に住まいする講師陣が100名以上おり、同講師陣のお子様向け施設となっています。さまざまなサービスを受けられる講師陣からも非常に良いフィードバックが多数寄せられています。

これまで建物2階に位置していたダイニングエリアも1階のテナントエリアに移動し、300人の学生が同時に食事できるキャパを確保しているだけでなく、ビュッフェ形式のお食事が並ぶ配膳台も2列に増やし、各列で両サイド(計4列)から食事をよそうことができるようになっているため、混雑緩和にも繋がっています。

食堂エリアは元々、吹き抜け環境でもあったため、新たに天井部分にカバーを設置し、且つ大型エアコンに加え、インバーターエアコンを等間隔で設置しているため、快適に食事を召し上がっていただけます。

新たに日本人のシェフ兼食堂マネージャーが加入し、キッチンにおいて衛生面のハンドリングを行っています。衛生管理の面ではお箸やお皿の管理方法など細かな部分まで目を光らせています。

日本人のシェフはお食事の監修も行っており、日本食提供時にはみりんや味噌、出汁などを使った日本人の口に合う料理が提供されるようになっており、実際に学校スタッフさんや長期間滞在する学生からはポジティブなフィードバックが多く集まっています。多国籍な環境であるため、お食事に関しては基本的にはインターナショナル料理となります。

建物2階の旧ダイニングスペースは現在、フリースペースとして24時まで自由に利用することができます。同フロアにはインフォメーションデスクもありますが、現在はアカデミック関連のみ相談が可能で、アカデミック以外のことはレセプションをご利用いただくようになっています。インフォメーションデスク・レセプションともに、敢えてフィリピン人スタッフを配置し、学生に英語を使ってもらう環境作りを心掛けています。

クラスルームも同じく2階に位置しており、新たに横並びのマンツーマンクラスを複数新設しましたが、一般学生に関してはL字型テーブルの満足度が高いこともあり、基本的に一般学生はL字型テーブル、ジュニア学生が横並びテーブルを使用する形を取っています。

学生寮に関しては、電気系統のトラブル時に使えなくなってしまったドライヤーなどの電化製品を総入れ替えしています。また、3人部屋のベッドをこれまでのパイプベッドから、よりプライベート空間を確保できる3面が死角になっているタイプのベッドに変更を進めており、既に50%ほどの入れ替え作業が完了しています(2025年春頃を目途に全ての入れ替え作業を終える予定)。各ベッドにカーテンも取り付けられるため、複数人部屋でもプライベート空間を確保することが可能です。

上記の通り、インフラ問題の大半が解消したため、現在はアカデミックの改善に向けてお話しが進められています。

現在B‘Cebuにはネイティブ講師が3名(オーストラリア、イギリス、アメリカ)在籍しており、その一名であるクリスさんはフィリピン人講師の指導も行っています。クリスさんは元々、世界最大級の語学学校としても有名なECマルタにて講師指導を行ってきた経験を有しており、その経験を生かしてB’Cebuでもアカデミックチームに深く関わり、カリキュラムなどのノウハウも落とし込めるよう、トレーニングの見直しなども行っています。

補足ですが、日本人マネージャーの栗原さんもECオックスフォードに通っていた経験があり、B’Cebuの前には留学エージェントに勤務していたこともあるため、学生視点で物事を考えられることも学生さんからすると安心材料になるかと思います。

B’Cebuにはワーキングホリデーを見据える学生が多く、学校側では欧米の雰囲気を感じてもらうために、ネイティブ講師を増員した背景があります。ワーキングホリデーを控える学生の大半がスピーキング力の向上を目的としていますが、話すためには聞くことも重要であるため、オプショナルクラスではスピーキングに加え、新たにリスニングクラスの提供をスタートしました。

オプションのVOCAクラスはスパルタコースを受講する学生向けに変更となりましたが、他のオプションクラスはセミスパルタ・スパルタ問わず、どちらの学生も参加できます。

講師トレーニングは現在、平日の8時~8時45分に行われていますが、同トレーニングはネイティブのクリスさんが担当しています。それ以外にも講師陣は勤務時間内におけるレッスンの空きコマに必ずトレーニングを受ける必要(義務)があるため、先生方も努力を怠ることはできません。これまで3カ月1回の頻度で講師評価を行ってきましたが、短期学生が多いことも踏まえ、今後は1カ月に一回の評価制度に変更する方向でお話しが進められています。

日本人学生に対しては、卒業時にアンケート取っていますが、アカデミックの部分で発音(フィリピン人の癖)や知識量に関する不満なども一部あったため、ネイティブ講師のクリスさんがそのフィードバックをもとに改善に取り組んでいます。

アクティビティではアウトリーチに最も力を入れ、今後はプログラム化も視野に入れています。アウトリーチに参加する学生は事前にオリエンテーションを受け、アウトリーチの深い部分まで把握した状態で臨むよう意識づけを行っており、結果としてリピーターが多いアクティビティになっています。

教育都市バギオに位置する姉妹校のAPI BECIは「Sparta」「Cafe」「City」の3キャンパスを有していますが、B’Cebuを含め4キャンパス間で転校が可能です。

バギオサイドには現在、Café CampusとCity Campusにインターンの日本人スタッフが在籍しています。

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