2024年10月 CEGA（Cebu English Global Academy）視察報告

2024. 10. 30

CEGA（Cebu English Global Academy）（以下、同校）に、私個人としては約6年半ぶりに訪問させていただき、日本人スタッフの中村さんにご案内いただきました。

同校はフィリピン初のDMEメソッド（Direct Method for English）を採用し、安心・安全の日本人経営校です。ベルリッツから派生したカランメソッドが進化したのが、DMEメソッドなのですが、他のメソッドに比べ、4分の1の時間で英語を習得できるメソッドとなっております。

定員40名と、小規模で日本人が経営していることもあり、訪問時には100％日本人で16名が在籍されておりました。単身留学の方とカップル留学の方です。社会人比率が高いことも特徴ですが、学生は16名中たった1名だけでした。日本人比率が通年でも高い同校ですが、フランスやイタリア、チェコから問い合わせがあったり、視察にきていたりもします。

自由さと先生の質の高さが口コミで広がっているのかもしれません。余談ですが、同校では先生とも自由に外出が可能です。小規模であるがゆえに質の高い先生しか残すことができず、ベテラン勢が多いことも特徴です。10年以上のベテランも在籍していて、若くても優秀なら積極採用する方針です。ナースの資格を持った先生もいます。

年齢層も幅広く、60～80代のシニアにも定評があります。ピークシーズンを除き、半数以上が30代以上になることも多いそうです。1：1の柔軟さも大人留学の方に受けます。ダイレクトメソッドだけでなく、1：1も自由にカスタマイズできます。さらにはビジネスや医療分野までアレンジすることが可能です。

日本人比率が通年でも高い同校ですが、実際にフランス、イタリヤ、ドイツ、チェコの生徒様が留学にいらしています。

授業の相談、日常生活のサポート、食事、心身面の健康管理やトラブルの相談まですべて日本語でサポートして下さるため安心感は健在でした。

以前は、大学の英語クラスにも出席できるなど、地元の人達と相互交流しやすい環境でしたが、大学移転の関係で学部聴講等は無くなってしまいましたが、リピーター率の高さも以前のままです。

最大で15回リピートして下さった方もいるそうです。ちなみに当社のお客様も過去に4回以上リピートして下さっている方がおりました。

リピーターから多く寄せられる声が「居心地の良さ」だそうです。自由な校風なため、個々人が自分のペースで生活できる点は同校の強みです。

24週間以上の方が2名もおり、延長時には口を揃えて居心地の良さを挙げてくださるそうです。そんな居心地の良さもあってか、同校では過去に盲目の方や耳が聞こえない方の受け入れも行ってきました。

小規模ならではのアットホームさがあるため、直近ではハロウィンイベントでも盛り上がりを見せていました。

どなたでもウェルカムでアットホームな校風ですが、唯一、車いすの方だけは受け入れが難しくなっています。建物の構造上、階段が多く、学生寮が一体型でないため、不自由な生活を強いることになってしまうためです。

学内イベントの一環で、English Only Policy（母国語禁止ルール）週間を2024年10月頃にやっていたそうです。

ルールを破る（日本語を話す）と名前のところにシールを貼られます。密告制システムですが、先生の名前のリストに挙げられているのが面白かったです。

上記のようなイベントだけでなく、月に一回学校イベントとして授業の代わりに、恵まれない子どものために施設訪問のボランティア活動なども行っています。在校生からドネーション（寄付）を集めて、当日参加しなくとも携わることができます。補足ですが、月に一度の学校イベントとして行った上記ボランティア活動は、毎月行っているものではございません。学校イベントは毎月工夫を凝らし、様々なイベントを開催しています。