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フィリピン留学時の航空会社選択方法&空港での日本出国審査について【2023.10.10更新】



留学などでフィリピンに渡航する際、以前は30日を超える滞在者で、事前ビザを所持していない場合、搭乗拒否を行う航空会社がございました。その航空会社はデルタ、アシアナ、ジェットスター航空、、全日空(ANA)の4社で、搭乗拒否を行う対応を取り混乱が生じていました。この時と同じ4社が、搭乗拒否などをするケースが増えてきています。上記は航空会社の独自の判断基準により生じている問題のため、空港によって異なる対応を受けることもあり、事前の案内も不確定のものとなってしまいますが、以下のような対策をとることができます。


1.チケットに対策

チェックイン時に搭乗拒否されるリスクを回避しようとすることができます。ビザ不要期間にフィリピンを出国するチケットで出発することになりますが、追加コストがかかるため、ご渡航の皆様には保険をかけるか否かの意味合いで判断いただくことになります。



A. 復路の予約変更が可能なチケットにて、復路を30日以内で出発し、入国後に本来の搭乗日に変更する。

予約変更のための手数料として7,000~10,000円ほど追加で必要になってしまいます。



B. 往復チケットと別に、30日以内に出国する捨てチケットを別途購入する。

LCCにてマニラからブルネイ、マレーシアなどの近距離国際線の片道チケットを購入し、実際には搭乗しないというものです。格安のキャンペーン価格となっているフライトを探すのに手間が掛かります。


2.航空会社を選択

デルタ、アシアナ、ジェットスター、全日空(ANA)では搭乗拒否をされることがありますが、フィリピン航空やセブパシフィック航空は問題なくご搭乗いただけています。後者の航空会社を利用することでリスクは低減できます。特にデルタ航空は過去に「31日以上滞在者で事前ビザなしは搭乗を許可しない」と公式にアナウンスしたことがあり、最も厳しい対応を取っています。アシアナ航空などは誓約書にサインさせるなどして結果搭乗許可が出ることがあります。


3.FUJIYAMA Internationalでの推奨

過去には最も慎重な対策である、入国後の日付変更や捨てチケットの導入をガイド等で推奨していましたが、実際には対策を取らずとも問題なく入国できている学生も多数おり、「過剰な案内ではないか」と学生の皆様からお声をいただくことがありました。

そこで、航空会社に電話にて確認したことがございます。デルタ航空は「要ビザ期間の場合は事前ビザを取得するように」という公式アナウンスと変わりませんでした。次に厳しかったアシアナ航空では、あくまでチェックイン時に担当者が最終判断するという前置きがありながらも、学生の皆様には以下を徹底してほしいとの回答でした。

  • ビザ延長する滞在制度への理解があること。
  • 語学留学での渡航であることを証明する書類(入学許可証)を持参すること。
  • 場合によっては誓約書にサインすること。

チェックイン時に搭乗拒否の問題が起きるケースですが、一部の渡航者は全くビザに対しての知識がなく、航空会社職員からすれば「ビザをどうするつもりなのか分からない」と不審に思われる場合があるようです。この時に「語学学校への入学を希望する渡航であり、学校(現地)にてビザ延長を代行してもらう」と回答し、さらに入学許可証を提示することができれば、問題視されずに済みます。ビザレスで出発できる留学国ではありますが、問題が起きれば学生の皆様が責任を負わなければならなくなってしまいます。ならば、ビザについての最低限の知識はあって然るべきなので、それを事前に学生の皆様に周知させることが重要なことと当社では認識しています。



問題が起きる背景について

フィリピンの入国審査や移民局でのビザ延長時に問題は生じていないことから、ほとんどのケースでは航空会社のチェックイン時に行う予備審査(航空会社の裁量)にて問題が生じていると言えます。この予備審査は、搭乗客が万が一入国できなかった場合は、航空会社にペナルティが課せられるために、現地の入国審査よりも厳しい場合があるほどです。その中で、原則ルールのみを振りかざす航空会社を利用すると、問題が起きてしまうようです。そもそも、31日以上がビザが必要な滞在期間にもかかわらず、ビザレスで入国が許可されているのは、「入国後に予定が変わった場合、ビザを延長することで滞在を認める」という例外規定を根拠としていると聞いたことがあります(FUJIYAMA Internationalで直接確認したものではないため不確かとなります)。話をまとめますと、以下をご理解いただく必要があるかと思います。

  • デルタ、アシアナ、ジェットスター航空、全日空(ANA)は避ける。
  • ビザ延長のルールを把握しておく。
  • 入学許可証を所持する。
  • 誓約書へのサインを求められた場合は従う。
  • それでも駄目なら復路便の予約変更を行う。

これらの対応ができるか不安な学生の皆様は、「復路便を30日以内で予約し、現地で本来の日付に戻す」という対策を取るしかないかと思います。

以上、不確かな情報もありますが、航空券購入の際にお役立ていただければと存じます。
フィリピン行きの航空券購入に際してご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。