フィリピン/セブの語学学校ZA English Academy(旧UV ESL)視察報告
セブで2番目に長い歴史を誇る老舗語学学校ZA English Academy(旧UV ESL)を訪問させていただきました。
ZA English Academy(旧UV ESL)は以前にも訪問させていただいたことがありますが、昨年の資本変更(韓国→日本)後、はじめての訪問となります。
ZA English Academy(旧UV ESL)は再来年で創立100周年を迎えるセブ屈指の名門大学で、セブの数ある語学学校からも一目置かれる存在です。
今回の資本変更で、韓国資本から日本資本へと変更になりましたが、新しいオーナーさんは長年に渡って日本でビジネスを行ってきた方で、ただただ英語教育を提供するだけでなく、「人としてのマナー」にも力を入れており、トイレの使い方や食事のマナー等にもしっかりとした教育を行っており、"英語+マナー"を身に付けて世界に飛び出していただきたいという想いを強く持っていることに大変感銘を受けました。
学生だけでなく、講師陣にも徹底した教育を行っており、ビジネスマナーはもちろんのこと、勤務態度などもオーナー自らが積極的に指導しており、オーナーは講師陣・スタッフ・学生の皆さんとコミュニケーションがいつでも図れるよう、"あえて"廊下に自分のデスクを置いて、学校に関わる全ての方とコミュニケーションを図れるように心がけています。
設備面でも徹底的な改善を図っており、トイレ掃除や廊下掃除などはオーナー自らが先頭に立って行い、結果として現在はすべてのスタッフさんが当たり前のように率先して動くようにもなっているほどです。
また、講師陣の教育についても、"老舗校"という名に甘んじることなく、セブNo.1との呼び声が高いネイティブ講師のエイデンによる講師トレーニングを行っています。
また学校が負担して保険に加入するなどの講師陣への福利厚生も充実させ、講師陣からも高いフィードバックを得ています。
なぜ、オーナーさんがフィリピンの一語学学校の運営に乗り出したのか、また、このような徹底した教育を行うかについては、オーナーさん自身もオーストラリアとフィリピンにて合計3校での留学経験を持ち、「英語教育はもちろん、まだまだそれ以外でも変えられる点があるから」とのことでした。
昨年の資本変更前までは、主にESLコースや試験対策コース(特にTOEIC)の提供が主でしたが、現在は前資本の際には積極的に提供してこなかった「英語+ホテルインターン」をご案内しており、学生も英語だけでなく、プラスアルファを身に付けたいという想いが合致したことから、お申込みのボリュームも大幅に増加しているとのことです。
積極的に英語を使える環境を求める学生が増加し、現在は"講師同部屋(2+1人部屋)"のニーズも日に日に高まっています。
その他、最近の変更点としては、学生寮の各部屋トイレにウォシュレットを設置し、東南アジアでは珍しくトイレットペーパーを流せるようにしたことや、他校では2~3日かかる洗濯をその日に仕上げるようにしたり、新たに学生寮内に学生同士が交流できるラウンジを設けたり、各部屋にエアコンだけでなく扇風機も設置したり、希望者が6人集まればシティツアーを実施することなどが挙げられます。
他にもシングルマザーが多いフィリピン人講師向けに、福利厚生の一環として託児施設を設けたりと、ZA English Academy(旧UV ESL)にかかわるすべての人がご満足いただけるような環境の提供に努力を惜しみません。
Wi-Fi環境の改善にも積極的で、ここ1年で3回のルーター変更も実施しており、新たに日本食料理屋で長年働いてきたシェフを雇用するなど、さまざまな面で改善が見られます。
日本資本に変更後、現在のZA English Academy(旧UV ESL)の国籍比率は日本人が60%程度に増えてはいますが、台湾人学生が30%程度在籍し、今夏にはタイ人学生が20人ほど入学するとのことです。
コロンビア人学生も在籍するなど、さらなる多国籍化を目指して、各国のマーケット開拓にも積極的です。
多くの老舗校は"フィリピン留学のパイオニア"という意識を強く持ち、新しいことに取り組まない傾向がありますが、ZA English Academy(旧UV ESL)は常に時代に合わせたものを提供できるよう心掛けている、ベンチャー気質を強く持った語学学校です。
ZA English Academy(旧UV ESL)について、ご不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。