フィリピンの教育都市バギオの老舗校MONOLの視察報告
バギオで、「復習特化型教育」が特徴の名門校
フィリピンの語学学校は大きく分けて、「スパルタ型」と「セミスパルタ型」「ノンスパルタ型」の3つタイプがあります。
- 「スパルタ型」=平日外出禁止、義務自習や単語テストあり
- 「セミスパルタ型」=平日外出可能、義務自習なし、
- 「ノンスパルタ型」=自由
そして、「大規模校」と「小規模」校に分かれます。
MONOLは「セミスパルタ型」の「大規模校」です。
正面にはMONOLの組織図があります。いかに巨大組織なのか分かります。 Monolでは、先生以外のスタッフを100人以上も「正規スタッフ」として雇用しています。後述しますが、「すべて自校で」雇用しようという理念がMONOLの教育の質の高さに大きく影響しているように感じました。
入口入ってすぐの左手には、困ったときに助けてくれるスタッフルーム(オフィス)があります。 日・中・韓・ベトナムのマーケティングスタッフ、EOPやペナルティを管理する部署、土日の義務自習を管理する部署もあるので、土日にも必ず一人常勤スタッフがいてくださります。 シャワートラブルに巻き込まれた(日曜日の訪問時)私も、親切にご対応いただけました。
グループクラスの教室です。国籍バランスが日本・韓国・台湾・その他ですべて25%ずつとなっており、韓国資本の学校さんでは異例の国籍バランスの良さなので、グループクラスも他国の生徒さんと異文化交流も図れそうです!。
「自分で洗濯をしたい」という在校生のリクエストを受け、屋上にはセルフ洗濯機と乾燥機が完備されています。 もちろん、無料のランドリーサービスもあります!(訪問時には2日おきでしたが、近日中に月~土まで毎日に変わるそうです。)
発電施設です。もちろん自社のものです。バギオは台風の関係で平均的に年に4回ほどは、停電になったりで休校になるのですが、そんな街中が停電の中、MONOLだけ明るく、街を照らしているなんてことも。
余談ですが、昨年度停電の影響で、3日ほど学校が休校し、その間、シャワーも温かいご飯も食べられないという学校があったそうなのですが、MONOLだけは特に影響を受けなかったそうです。
MONOLの伝統「EOP」は、母国語を話すとペナルティポイントが貯まり、自習によって消化していきます。卒業時までポイントが残ると罰金制となっています。(デポジットからの減額)まじめな日本人はペナルティを嫌うようで、すぐに消化するそうです。
また、他国の生徒さんも卒業時まで消化しきれない方はほとんどいないとのことです。訪問時には自習17時間が残っている強者ブラジル人もいましたが、彼は消化できるのでしょうか・・・。
「何があってもMONOLだけは生き残る」と思わせる、自家栽培のためのビニールハウスまで建設中でした!生徒の見回りの時にもスタッフさんがハーブに水をやる姿が印象的でした。
さらにその奥には、家具製作所まで完備しており、MONOL校内の家具すべてを自校の家具職人(もちろんIDカード所有者)が作成しているという驚きのこだわりも。
クローゼットも広く、各自に割り当てられるのですが、ハンガーやかごを学校からお借りできるので、持参したダウンやコート、シャツやワンピースも楽々収納できます。
さらにデスクの上にも収納スペースがたくさんあるのもポイントです。延長コードなんかも貸し出してくれます。ケトルのコードが届かなかった時にもこのサービスで買いに行く手間が省けました。
こういった細かい気配りが女性からのフィードバックが高い理由なのだと改めて実感しました。
3人部屋に泊めていただきました。 失礼ながら、外観からはとても想像できないぐらいクリーンで広々としたお部屋でした!避暑地のリゾートホテルぐらいのクオリティで、腰痛持ちの私でも良質な睡眠が取れるベッドもお気に入りです。
また、Monolには3+1人(講師同部屋)という素敵な部屋タイプが選択できます。 先生がルームメイトになるので、毎週生徒と出かけるなんて方も。 授業以外で先生とつながりが持てる環境は素晴らしいと思いますし、実際弊社の生徒様も先生と離れるのが辛くて泣いてしまった方もいらっしゃいました。
ルームティチャーの行き届いたケアのおかげで、この部屋タイプだけは、ほとんどトラブルも起きないとスタッフさんも太鼓判を押していました。 複数人部屋に不安がある方や、英語環境にとことんこだわる方は、このお部屋タイプを選んでおけば間違いないですね!