オーストラリアとニュージーランド国旗の違い

オーストラリアとニュージーランドの国旗はとても似ていて、両国とも左上部にユニオンジャックがデザインされています。
これは独立前にイギリスの占領地だったことを表しています。
オーストラリア国旗のユニオンジャックの下にある大きな星は、北部準州、NSW(New South Wales)州、VIC(Victoria)州、TAS(Tasmania)州、SA(South Australia)州、WA(Western Australia)州、QLD(Queenland)州の計7つの特別地域を表し、国旗右部にある南十字星はオーストラリアが南半球に位置することを意味しています。
大きい星は全て七稜星ですが、小さな星は五稜星となっています。
ニュージーランドも国旗右部に南十字星がデザインされていますが、オーストラリアとは異なり、全て五稜星で赤く、先住民マオリ族の神聖な色が赤と言われていたことに因んでいるとも言われています。

オーストラリア国旗

ニュージーランド国旗
イングランド、スコットランド、北アイルランドの旗を組み合わせて作られているイギリスの象徴ともいえるユニオンジャックは、以前イギリスの植民地だった国がイギリス連邦に加盟した際に、ユニオンジャックを取り入れており、オーストラリアとニュージーランド以外にもフィジー共和国、ツバル、クック諸島、ニウエの国旗にもユニオンジャックが含まれています。

フィジー共和国国旗

ツバル国旗

クック諸島国旗

ニウエ国旗
カナダは1965年のデザイン変更を経てユニオンジャックを国旗から外し、1994年には南アフリカも国旗変更に際してユニオンジャックが消えています。

カナダ国旗

南アフリカ共和国国旗