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留学豆知識

英語の訛りについて


オーストラリアやニュージーランド、フィリピンへの留学を検討している方から度々質問される「英語の訛り」について

Q1. オーストラリア・NZ・フィリピンの英語は訛ってる?


オーストラリア・NZ・フィリピンの英語は訛ってる?

A. ​日本で主流な英語として認識されているのはイギリス英語とアメリカ英語です。しかし、イギリス人はアメリカ英語をアメリカ訛り、逆にアメリカ人はイギリス英語をイギリス訛りと言うように、全ての国、更には同一国内においてもエリアによってアクセントや表現、単語が異なることがあります。オーストラリア英語は訛っていると言われることが特に多いですが、聞き取れないことの主たる原因は訛りではなく、そもそものリスニング力が不足しているため、理由付けにされているだけの場合もございます。1年程の語学留学であれば、英語圏のどちら国に渡航しても、残念ながら訛りが身につくまでのネイティブレベルになることは考えにくくなっております。また、仮にその国独自の訛りが身に付いた場合でも、それが対人英会話における障壁になることはありません。


Q2. 英語の訛りがない国は?


英語の訛りがない国は?

A. ​Q.1でイギリス人はアメリカ英語をアメリカ訛り、逆にアメリカ人はイギリス英語をイギリス訛りと言うように、世界のどこを見ても訛りがない英語を見つけることは困難な上、訛りの無い英語の定義も不明確です。例えば、東京に住まいする日本人が大阪に出向き、大阪の方と対話した時に話が通じないということはなく、逆に大阪の方も東京の方が話す標準語を何ら問題なく理解するように、英語でも同じことが言えます。同様に大阪弁を話す外国人がいても何ら不自由なくコミュニケーションを取ることが可能です。


Q3. 移民の多い国への留学のメリットは?


移民の多い国への留学のメリットは?

A. オーストラリアやニュージーランド、カナダは移民の国で、世界200カ国以上から人々が集まり共存する国であるため、語学学校の先生も現地人だけでなく、さまざまな英語圏(アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、アイルランド、ニュージーランド等)出身者で構成されています。移民の国ということもあり、留学中には、留学生活に加え、日常生活の中で、世界各国の方々が話す英語に触れることができることができることが強みとも言えます。移民の国という特徴を生かして、街中でさまざまな英語をインプット・アウトプットすることで、世界各国で自身の経験が役立つかと思います。

まとめ


結論ですが、訛りそのものが語学力向上の妨げになることはありません。つまり、国選びをする上で「訛っているから・・・」という理由はややリスキーとなります。訛りを言い訳にしたり、ネガティブなイメージを持たず、フラットな視点で留学地をお決めいただければと思います。