ビジネスインターンシップ体験談 IT企業
今回はビジネスインターンシッププログラムに申し込まれたKazumaさんの体験談です。KazumaさんはメルボルンにあるIT系の企業で20週間のインターンシップをされていました。2ヶ月目の時点でのインタビュー記事となっております。通常ビジネスインターンシップは4~6週間なのですが、Kazumaさんのお仕事に対する姿勢が評価され、会社側からインターンシップ延長のオファーをもらい継続して働かれていました。
現在インターンシップをされている会社の業種を教えてください。
主にwebサイトやインターネット、SNSを使う中小規模の会社向けのマーケティング代理会社です。
その業種を選んだ理由は何ですか?
私は、大学生であるため社会経験がなく、マーケティングや営業などの仕事を間近で経験、見てみたかったことからこの業界を選びました。
その企業でのKazumaさんのお仕事の内容を教えてください。
主な仕事はメールの管理やエクセルなどを使った簡単な上司やクライアントのスケジュールの管理、クライアントに関する情報収集をしています。また、仕事とは言えないですが、様々なマーケティングの仕事に関係するサイトやアプリについて調べたり、今後の会社のサービスについてどのような戦略を構築していくか上司と議論したり、上司の営業について行ったりもしています。上司との相談や雑談相手をしたり、秘書のようなことをしています(笑)小さい会社であるため、会社の様々なことに携われるため、とても良い経験になっています。
職場環境や同僚はどうですか?
私の会社はコワーキングスペースを使用しています。そこには主に写真やwebサービスに関係する会社が多いです。写真を撮影するためのスタジオもあり、また他の会社の従業員もとても気さくで良い雰囲気の中で仕事をしています。私の上司は仕事熱心な女性で、面倒見がよく、私に様々な職場経験を与えてくれています。英語で質問をしやすいように会話をしてくれるなど、私の英語の向上にも注意を払ってくれています。
難しいことはありますか?
正直、仕事に関するほとんど全てのことが難しいです。社会経験が全くないことと、全て英語で会話をしなくてはいけないことで疲れが2倍に感じられる時があります。オーストラリアでインターンをする前に英語を勉強していたとはいえ、あくまで一般的な日常会話やテストのための英語であり、ビジネス英語とは全く違うものでした。ビジネス英語では、私が知らないような言葉が出てくることが当たり前であるため、その英語がどのような分野、意図を含んでいるか瞬時に予測する必要があります。まったくわからない事については上司に聞いたりしますが、いちいち質問したり、辞書を使って調べていてはとても会話についていけず、また、会話を遮ってしまうことになるため、とても大変です。特に最初の一週間は会社がどのようなことをしているのか、どのような分野なのかがまったくわからなかったためとても疲れました。 私の会社は、職場にも関わらずとてもカジュアルな雰囲気であるため、どのような立ち振る舞いをして良いのか時々不安になる時があります。私は社会経験がないため、一概にはいえませんが日本では仕事がない時でも仕事を何か探し出して、行動しなければいけないことが多いと思うのですが、私の会社では、仕事がないときはキッパリと仕事を止め、家に帰る時が多くあります。また、上司の仕事だけが残り、私の仕事がないときも先に帰ることも時々あります。そのような事を経験したことがなかったため、初めの頃は仕事がなくても仕事場に残って仕事を探していましたが、現在では上司に「帰ってもいいよ」と言われたら帰るようにしています。このような職場環境、文化の違いに慣れることもとても大変です。
ビジネスインターンシップをしてみて良かったことはなんですか?
語学学校では身につかないような英語の勉強をできることです。語学学校ではTOEICなどのテストのため、日常会話のために英語の学習をしますが、先生や英語を勉強中の生徒はとても優しく間違っていても咎められることはありません。そのような環境で勉強することも大事ですが、やはり職場で英語で話さざるを得ない環境、間違っても誰も助けてくれない環境に身を置くことでより自らの英語の力を伸ばすことができると思います。会社では自らの意見を表現しなくてはならず、そうしなければ仕事を与えてもらえないため、様々な仕事についての自らの意見を常に言えるように気をつけています。これは英語学習のためにとても役に立っていると思います。また、様々な国籍、人種、言語、背景をもった人々と仕事をする事で今まで自らがもっていた考えとは全く違った発想や価値観に出会うことができます。それらに出会い自らの考え、行動を根こそぎ変えてしまうのではなく、何が良くて何が良くない事であるか、なぜその考えが良くて、また良くないのか、自らがもっていた価値観のどこが良くて、どこが良くなかったかを認識するように務めるようになりました。これは、海外の会社でインターンをしていてよかった事だと思います。
将来この経験をどう活かしたいですか?
私は英語はあくまで会話の一手段と考えており、将来、海外で仕事がしたいわけではなく、様々な意見を持った人々と交流をして自らの考えを柔軟にしたいと思い現在のインターンをしています。そのため、様々な国籍、人種、言語を持つ人々と働いているこの経験を活かして、自ら得た経験、考えだけを正しいと思うのではなく、他の人の意見、発想を柔軟に取り入れられるような心構えをもって、将来の仕事に活かせたら良いと考えています。
留学後~現在(2019年7月)
お久しぶりです。
3年前と去年の留学時には大変お世話になりました。
1月初旬に日本に帰国してからすぐに東京で就職活動を始め、大学の授業と並行しながら東京と新潟を往復する生活を続けていました。
既に6月初旬に一社から内定をもらっていたのですが、本日別の第一志望の企業の最終面接が終わったのでこの時点でお伝えしたいと思います。
本日をもちまして就職活動を終了しました。就職活動中は、企業の面接でメルボルンでのインターンやセブでの二回の留学など、石田さんにお世話になった留学の話をしました。この話のおかげで数々の面接を通過できたと思っています。高校の時や大学入学時に比べて格段に自分に自信が持てるようになりました。本日の第一志望の企業の面接ではそれが自信過剰につながってしまって空回りしてしまいましたが(笑)
ともかくも、大学入学時には考えられなかったほど遠い場所に来ることができました。これもセブ、メルボルンの留学の際にお世話になったフジヤマインターナショナルさんのおかげです。
誠にありがとうございました。
渡航先 | オーストラリア / メルボルン |
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インターン | IT企業ビジネスインターン |
期間 | 20週間 |