フィリピンのビザについて
フィリピン留学は、渡航前に日本で各種ビザを申請する必要がありません。旅行で渡航する場合と同様にノービザで入国し、ノービザの観光客が長期滞在や就学を合法的に行うためのビザを到着後に学校が代理申請してくれます。
入国審査時に入国目的を「留学」としてしまうと留学ビザが必要になってしまうので、必ず「観光」で入国してください。入国カードも同様に「観光」の欄にチェックしてください。
ノービザで入国後、フィリピン国内で申請が必要なビザが3種類あります。
1.SSP(Special Study Permit)
SSP(Special Study Permit)は直訳すると「特別就学許可証」となり、フィリピンに観光目的で入国した外国人がフィリピン国内で合法的に勉強するために必要なビザの一種です。
発行元はフィリピン法務省管轄の移民局で、フィリピンでの短期間の留学においては必ず必要なビザです。
たとえ1日であっても「SSP」なしで授業を受けることは違法で、個人的に家庭教師を雇う際にも必ず必要です。もし「SSP」を申請せずに就学し、フィリピン当局に摘発された場合、入国管理法違反で2万ペソの罰金が課せられ、国外追放となります。
「SSP」は現地到着後の申請で問題なく、有効期限は6ヵ月間です(「SSP」は学校ごとに発行されるため、転校の際は再申請する必要があります。
- 必要書類:パスポート・証明写真4枚
- 費用:約6,500ペソ
※SSP申請手続きは現地にて学校が代行して行いますのでご安心ください。
ビザに関するご質問は、当社で留学のお申込みをいただいた方限定となります。 |
---|
2.SSP I-Card(SSP E-Card)
SSP I-Card(もしくはSSP E-Card)は、就学許可証であるSSPに付属する外国人登録証ですが、ACR I-Cardとは異なるカードです。ACR I-Cardは観光を目的としてフィリピンに60日以上の長期滞在する方、または短期間でも就学や就労する外国人に対して取得が義務付けられている外国人登録証明書ですが、SSP I-CardはSSPを申請する方全員が対象となりますため、語学留学生は取得が義務付けられています。
ビザに関するご質問は、当社で留学のお申込みをいただいた方限定となります。 |
---|
3.滞在ビザ(延長)
日本人の場合、フィリピンでは30日間までノービザで滞在することができます。現地で31泊以上滞在する場合はビザの延長が必要になります。航空会社などで「31日以上の滞在には予めビザを取得する必要がある」と言われるケースもありますが、実際は現地到着後31日以内に延長手続きをすれば問題ありません。
延長回数 | 延長費用 | 滞在可能日数 | 滞在可能週 |
---|---|---|---|
1回目 | 4,130ペソ | 入国から59日間 | 8週間 |
2回目 | 5,300ペソ | 入国から89日間 | 12週間 |
3回目 | 3,430ペソ | 入国から119日間 | 16週間 |
4回目 | 3,430ペソ | 入国から149日間 | 20週間 |
5回目 | 4,840ペソ | 入国から179日間 | 24週間 |
※学校によって、1回ごとに代行手数料として200~500ペソがかかります。
学校に代行を依頼せずに自身で直接ビザの延長手続きをすることも可能ですが、手続きのために授業を休まなくてはならず、申請のためにかかる往復の交通費や待ち時間、書類の作成に費やす労力などを考えると、学校側に代行してもらうことをお勧めします。
フィリピンのビザについての注意点
フィリピン留学の場合、日本国籍者はフィリピン到着後30日まではビザを必要せず滞在が可能ですが、30日を超えて滞在する場合、現地でビザ(観光ビザ)の延長手続きが必要となります。
留学に際して、航空券の手配をする際に30日以上滞在予定の方は、航空会社や航空券手配会社、旅行会社などに「渡航前にビザを取る必要がある」と案内をされることがありますが、日本国籍者の場合、留学前にビザを取得する必要はございません(語学留学の場合)。
上記の通り、フィリピンの語学学校に30日を超えて通学する場合、現地でのビザ延長が必要になりますが、語学学校への通学であれば学生ビザなどを取得する必要はなく、観光ビザを延長するようになり、延長手続き自体は学校側が代行手続きいたします(要ビザ申請費用)。
ただし、ジェットスター航空、アシアナ航空、デルタ航空、全日空(ANA)は例外で、渡航前にビザを申請するよう案内されることが多々あり、渡航できないケースもございますので、心配される方は上記4つの航空会社以外で航空券をお手配されますことをお勧めいたします。
フィリピン留学時の空港での出国審査(利用航空会社)等についての詳細はこちら
ビザに関するご質問は、当社で留学のお申込みをいただいた方限定となります。 |
---|
4.ACR I-Card(外国人登録証)
ACR I-Card(Alien Certificate of Registration Identity Card)は、観光を目的としてフィリピンに60日以上の長期滞在する方、または短期間でも就学や就労する外国人に対して取得が義務付けられている外国人登録証明書です。
これは移民局に登録された外国人のフィリピンにおける法的居住資格の証拠として活用され、フィリピンを訪れる外国人の監修を強化し、簡便に身元の証明を行えるものとなります。
ACR I-Cardを取得しなかった場合、出国の際に空港でACR I-Card取得相当の金額の請求、または罰金が科せられます。また、ACR I-Cardはフィリピンへの再入国許可や特別再入国証として使うことはできず、出国と同時に空港の移民庁職員に返還しなければいけません。
- 必要書類:パスポート
- 費用:3,300ペソ
※2回目のビザ申請時にイミグレーションまで足を運んでいただきます(学校によって異なります)。平日日中に授業を休んで手続きをしていただくこととなりますが、授業の振替・返金はございませんので予めご了承ください。
※イミグレーションでは過度な露出は入館禁止となる場合がございますので、該当される方は靴や露出の少ない服装をご準備ください。
※ACR I-Card取得後、1年以内に8週間を超える再留学をお考えの場合はご注意ください。 詳細はこちら
ビザに関するご質問は、当社で留学のお申込みをいただいた方限定となります。 |
---|
入国カード記入例
フィリピン入国時に必要な書類の記入例
- 苗字・名前・ミドルネーム
- 性別(Male:男性 Female:女性)
- 生年月日(月/日/年)
- 国籍
- 職業
- 旅券(パスポート)番号
- 旅券(パスポート)発行日(月/日/年)&旅券(パスポート)発行地
- フィリピンでの住所または滞在先名
- 日本の住所
- フライト番号
- 出発空港
- 入国年月日
- 訪問の目的(チェック)
- 同伴している家族の人数
- 受託手荷物の個数と機内持ち込み荷物の個数
- 所有している金額や危険物に関しての質問(チェック)
- 旅券(パスポート)と同じ署名(漢字の方は漢字で記入)
- フィリピンを出国する日(月/日/年)
※⑧訪問する都市の適当なホテル名
※⑬観光(Tourism)にチェック
※ノービザでの渡航について
フィリピン留学は、渡航前に日本で各種ビザを申請する必要がなく、旅行で渡航する場合と同様にノービザ(観光ビザ)で入国します。そしてノービザの観光客が長期滞在や就学を合法的に行うためのビザを、現地到着後に学校が申請代行してくれるようになっています。
入国審査時に入国目的を「留学」としてしまうと、留学(学生)ビザが必要になってしまいますので、必ず『観光』としてください。入国カードも同様に『観光』の欄にチェックを入れてください。
パスポートの残存有効期間は「フィリピン出国時に有効なパスポートを所持していること」となりますので、事前にご確認ください。また、フィリピンは往路、もしくはフィリピンから他国へ出国する航空券がなければ入国できませんので、必ずご準備ください。
ビザに関するご質問は、当社で留学のお申込みをいただいた方限定となります。 |
---|