各種英語試験について
英語の資格/試験と言えば、「TOEIC」「TOEIC Speaking」「TOEFL」「IELTS」「ケンブリッジ英検」「英検」などがありますが、日本人に馴染みはないけれどもとても役に立つ試験もあります。
上記6つの資格/試験の『活用法』と『概要』、『各種試験の違い』を比較いたしました。試験の特徴や目的からどの試験を受けるのがベストなのか?をご検討いただければと思います。
何に役立つ試験なのか?
日本国内の「ビジネスに活かしたい」ならTOEIC
何に役立つ試験なのか?
企業提出用の書類としての認知度が圧倒的なため、日本国内における就職活動に必須です。細かな英語力の差を数値で正確に測れるため、英語能力を重視する外資系企業や大手企業の海外事業部で、TOEICスコアの提出を求められることが非常に多くなっています。
日本の海外部署で働く際には、700点がボーダーと言われていますが、実際には800点以上のスコアがあれば、履歴書でPRできるポイントとなります。
概要
「Test Of English International Communication」の略で、英語による実践的なコミュニケーション能力が評価されるテストです。
試験はリスニングとリーディングで構成されており、日常会話やビジネス会話がよく出題されています。
日本、韓国、中国以外ではほとんど受験者がいない試験です。初級者も上級者も同じ形式の試験を受けて点数化します。
受講可能語学学校一覧(フィリピン)
セブ
TOEICコース受講可能
- 3D ACADEMY
- Campus Language Center(BAI Hotel)
- CPI
- CIA
- CPILS
- Cebu Blue Ocean Academy
- CG Banilad
- CG Sparta
- CELLA Uni
- CELLA Premium
- Curious World Academy
- EV ACADEMY
- First English
- Genius English
- GLC
- I.BREEZE
- iCrazy Language Academy
- MeRISE
- PHILINTER
- SMEAG Capital Campus
- Cebu Way English
- IMS
- WINNING CITY
- WINNING OCEAN
- BTES
- UI English
- STARGATE
- FIRST CHOICE
- Anzas Global Education CEBU
- BRILLIANT
※TOEIC点数保証コース(12週間)あり
バギオ
TOEICコース受講可能
クラーク
TOEICコース受講可能
※TOEIC点数保証コース(12週間)あり
バコロド
TOEICコース受講可能
イロイロ
TOEICコース受講可能
※TOEIC点数保証コース(12週間)あり
スービック
TOEICコース受講可能
受講可能語学学校一覧(オーストラリア)
ブリスベン
ゴールドコースト
受講可能語学学校一覧(ニュージーランド)
オークランド
ロトルア
フィティアンガ
日本国内の「就職活動に活かしたい」ならTOEIC Speaking
何に役立つ試験なのか?
日本国内における就職活動にTOEICと併用することで大いに役立ちます。
数値化しづらいスピーキング力を客観的なスコアで測ってくれるため、トレーニングの成果や自分の実力を把握しやすくなります。
概要
上記TOEICの中でもスピーキングだけに特化したテストです。
就職や面接の際には、TOEICスコアに加えて、TOEIC Speakingスコアも持っていることで、大きなアピールポイントとして活用することができます。
受講可能語学学校一覧(フィリピン)
セブ
バギオ
イロイロ
「海外進学(特にアメリカ・カナダ)」ならTOEFL
何に役立つ試験なのか?
海外で不自由なくキャンパスライフを送るために必要です。
英検とTOEICは北米での認知度が低いため、TOEFLを受験するより他ありません。
履歴書でアピールできる点数としては、TOEFL iBT(120点満点)において90点以上といえます。
2つの注意点
- テスト協会から直接学校へスコアを郵送する必要があるため、事務処理に予想外に時間がかかるケースもあります。
少なくとも4か月前までに受験して手続きをしておきましょう。 - 日本の一部教育機関で実施しているTOEFL ITPは、以前の「紙のTOEFL」と同様、スピーキングのないタイプです。これは日本国内において、日本人学生の英語力を測るために行われる模擬試験やレベル分け試験のような位置付けで、公式なスコアとはみなされません。
概要
「Test of English as a Foreign Language」の略です。
アメリカのEducational Testing ServiceというNPO団体が主催する海外進学のためのテストです。
TOEFLは、130カ国9,000以上の機関で英語能力の証明、入学や推薦入学、奨学金、卒業の基準として認められています。
現在行われているテスト方法はInternet-Based Testing(iBT)とPaper-Based Testing(PBT)の2種類があります。
主流なのはiBTで、iBTのテスト内容はReading、Listening、SpeakingとWritingの4つのセクションから成り立っています。各セッション最高30点のトータル120点満点のテストです。
大学留学の際に求められるスコアはおよそ80~100点と言われています。
アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において入学・卒業の基準として用いられています。
なお、イギリスのビザ申請時に使用する英語能力の証明としては認められていません。
日本人がTOEFLやIELTSで高得点を取得するのは非常に困難であることから、就職活動などにはほとんど使われていません。
試験もアカデミックな内容となっており、上記TOEICとは異なる勉強法が必要です。
受講可能語学学校一覧(フィリピン)
セブ
- 3D ACADEMY
- CPI
- CPILS
- Curious World Academy
- First English
- Genius English
- MeRISE
- SMEAG Capital Campus
- Anzas Global Education CEBU
- BRILLIANT
クラーク
バコロド
受講可能語学学校一覧(オーストラリア)
ブリスベン
受講可能語学学校一覧(ニュージーランド)
オークランド
オーストラリア・ニュージーランドへの「移住・進学」ならIELTS
何に役立つ試験なのか?
オーストラリア、ニュージランド、イギリスへ移住する際に必要になってきます。
IELTSは英語試験として充分に価値があり、スコアが高い=本当に「使える英語力」を有しているということを証明してくれます。
IELTSコースの受講により英語能力は全般的に向上するため、外国への進学や移住の予定がない場合でも、IELTSコースを申し込む人が増えています。
すでに、ベトナム・台湾・中国・ロシアなどでは、TOEICやTOEFLよりも主流の試験になっており、日本企業や教育機関において、近い将来、IELTSが社会的にも認められるとも言われています。
海外で働くために必要なスコアとしては6.0以上あれば良いとされていますが、海外勤務を希望しているのであれば、7.0以上は持っておきたいところです。
概要
「International English Language Testing System」の略です。
イギリスのCambridge English Language Assessment、British CouncilとIDP Educationによって協同運営されている海外進学、就労・ビジネス、海外移住のためのテストです。
テスト内容はReading、Listening、Writing、Speakingの4つのセクションから成っています。
大学・大学院進学のためのアカデミックテストと就労やビジネス、海外移住のためのジェネラルトレーニングテストの2種類があります。
アカデミックテストは学生ビザの取得や大学・大学院の出願時に用いられ、ジェネラルトレーニングテストは一般的なビザ取得のために用いられます。
0.5刻みのバンドスコア方式で、正解の問題数で厳密にスコアが出る訳ではありません。
一般的に大学出願の際に求められるスコアは5.5~6.0。大学院の場合は6.5~7.5。(学生ビザ取得に必要なスコアは大学・大学院に出願・留学どちらの場合も5.5)
日本人がTOEFLやIELTSで高得点を取得するのは非常に困難であることから、就職活動などにはほとんど使われていません。
2014年以降、イギリスへのビザ申請にはIELTSしか使えなくなったので注意する必要があります。
受講可能語学学校一覧(フィリピン)
セブ
IELTSコース受講可能
- 3D ACADEMY
- Campus Language Center(BAI Hotel)
- CPI
- CPILS
- CIA
- CIJ
- CELLA Uni
- CELLA Premium
- CG Banilad
- CG Sparta
- Cebu Blue Ocean Academy
- Curious World Academy
- EV ACADEMY
- First English
- GLANT
- I.BREEZE
- iCrazy Language Academy
- GLC
- MeRISE
- PHILINTER
- SMEAG Capital Campus
- IMS
- WINNING CITY
- WINNING OCEAN
- BTES
- UI English
- First Choice
- Target Global English Academy
- Anzas Global Education CEBU
- Genius English
- BRILLIANT
※点数保証コース(12週間)あり
- CIA
- CG Sparta
- EV ACADEMY
- iCrazy Language Academy※8週間コースあり
- PHILINTER※8週間コースあり
- IMS
- SMEAG Capital Campus
- UI English※8週間コースあり
- First Choice
- Target Global English Academy
バギオ
IELTSコース受講可能
※点数保証コース(12週間)あり
イロイロ
IELTSコース受講可能
※点数保証コース(12週間)あり
- GITC※8週間コースあり
クラーク
IELTSコース受講可能
※点数保証コース(12週間)あり
- EG Academy
- CIP※8週間コースあり
バコロド
IELTSコース受講可能
※点数保証コース(12週間)あり
スービック
IELTSコース受講可能
※点数保証コース(12週間)あり
ボラカイ
IELTSコース受講可能
受講可能語学学校一覧(オーストラリア)
シドニー
メルボルン
ブリスベン
- Langports English Language College
- International House
- Imagine Education
- LSI
- BROWNS
- Lexis English
- Shafston International College
ケアンズ
ゴールドコースト
- Burleigh Heads
- Imagine Education
- Langports English Language College
- BROWNS
- Shafston International College
パース
受講可能語学学校一覧(ニュージーランド)
- AIS(オークランド)
- ABC(クイーンズタウン)
- AEA(オークランド)
- CCEL(オークランド・クライストチャーチ)
- ETC Wellington(ウェリントン・パーマストンノース)
- LSI(オークランド)
- Languages International(オークランド)
- NZLC(オークランド)
- Nelson English Centre(ネルソン)
- Evakona Education(フィティアンガ)
「海外や外資系企業で働きたい」ならケンブリッジ英検
何に役立つ試験なのか?
海外就職の可能性を高めたい方、大学等の教育機関への留学などを考えている方にとって、自分の英語レベルを証明するのに最適です。
日常やビジネスシーンで使用する英語に重きを置いている試験のため、試験勉強自体が日常的な英語力を養うことに繋がります。
また、一度合格すると一生有効となる英語資格なので、特に資格は必要ないけれど短期間で英語のレベルを上げたい、日常生活で使える英語をマスターしたいという方にも有効です。
英語の知識量を測る試験ではなく、英語の知識を使いこなす能力があるかを判断する試験内容のため、文法力だけでは点数がとれません。
CAEとCPEの合格証明書があれば、英語圏への大学への入学を認められる場合もあります。
概要
イギリス(ケンブリッジ大学の所在地)だけでなく、世界で最も有名で歴史のある国際レベルの英語検定試験です。
世界中で2万を超える大学、企業、政府機関で認定されており、一度合格すると一生有効となる英語資格です。
テスト内容は、英語の知識量を測る試験ではなく、英語の知識を使いこなす能力があるかを判断するもので、文法力だけでは点数がとれないテストとなります。
ケンブリッジ英語検定の結果は、TOEICのような点数制ではなく合否となります。
CAEとCPEの合格証明書があれば、英語圏への大学への入学を認められる場合もあります。
受講可能語学学校一覧
フィリピン
オーストラリア
- BROWNS(ブリスベン・ゴールドコースト・メルボルン)
- CCEB(ケアンズ)
- Discover English(メルボルン)
- ELSIS(シドニー・メルボルン・ブリスベン)
- ILSC(シドニー・メルボルン・ブリスベン)
- International House(ブリスベン)
- Langports(シドニー・ブリスベン・ゴールドコースト)
- LSI(ブリスベン)
- Lexis English(ヌーサ・サンシャインコースト・ブリスベン・バイロンベイ・パース)
- La lingua Language School(シドニー)
- Milner(パース)
- NSEC(シドニー)
- PICE(パース)
- Sun Pacific College(ケアンズ)
- Shafston International College(ブリスベン・ゴールドコースト)
- Bayside English College(メルボルン)
ニュージーランド
各種試験の違いについて
TOEIC
受験料 | 5,725円(税込) |
---|---|
受験地 | 全国主要都市 |
受験日程 | 年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月) |
試験内容 | リスニング(45分間・100問)リーディング(75分間・100問) |
テスト時間 | 2時間 |
テスト方式 | マークシート形式 |
満点 | 990点 |
特長 | 締め切りが1カ月以上前、結果は1カ月かかる。 |
TOEIC Speaking
受験料 | 10,260円(税込) |
---|---|
受験地 | 北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、福岡県 |
受験日程 | 年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月) |
試験内容 | スピーキング(約20分間・計11問) |
テスト時間 | 約20分間 |
テスト方式 | PCの画面で問題を見ながら、マイクに向かって音声を吹き込む。 |
満点 | 200点満点 |
特長 | スコア以外にも「Pronunciation(発音)」、「Intonation(イントネーション)とStress(アクセント)」についてもそれぞれ3段階で評価。 |
TOEFL
受験料 | $235 |
---|---|
受験地 | 全国主要都市 |
受験日程 | 月に3〜5回 |
試験内容 | リーディング(60分~80分)、リスニング(60分~90分)、スピーキング(20分)、ライティング(50分) |
テスト時間 | 4時間~4時間30分 |
テスト方式 | コンピューター試験 |
満点 | 120満点 |
特長 | コンピューター試験のため、タイピングスピードもスコアに影響する。 |
IELTS
受験料 | 25,380円(税込) |
---|---|
受験地 | 札幌市、仙台市、さいたま市、東京、横浜市、松本市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、岡山市、広島市、福岡市、熊本市 |
受験日程 | 会場により頻度が異なる ※例)東京で月に1回、横浜で3ヶ月に1回 |
試験内容 | Reading / Listening / Writing(筆記試験)+Speaking(対面面接) |
テスト時間 | 2時間45分(リスニング40分、リーディング60分、ライティング60分)※スピーキングは翌日というパターンも選択可能 |
テスト方式 | 筆記+対面面接 |
満点 | 9.0満点 |
特長 | 持ち物が厳格。パスポート、鉛筆(キャップを外した状態)、消しゴム(カバーを外した状態)、ペットボトルの水(ラベルを剥がしたもの)以外は持ち込み不可。 |
ケンブリッジ英検
受験料 | 9,720円~25,380円(税込)※レベルによって異なる |
---|---|
受験地 | 全国主要都市 |
受験日程 | 会場・レベルにより頻度が異なる※例)東京で2・3ヶ月に1回 |
試験内容 | Reading / Listening / Writing(筆記試験)+Speaking(受験者2名のペアで受ける対面式) |
テスト時間 | 1時間50分~3時間30分 |
テスト方式 | 筆記+対面 |
満点 | 該当なし |
特長 | 自分と同レベルの人と会話する訓練が必要 |
スコア換算・入学基準の目安
語学学校 | CEFR | TOEIC | TOEFL(PBT) | TOEFL(iBT) | IELTS | ケンブリッジ英検 | 英検 | 入学基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Advanced | C2 | * | 677 | 120 | 9.0 | CPE | * | |
Advanced | C2 | * | 663 | 117 | 8.5 | CPE | * | |
Advanced | C2 | 980 | 643 | 112 | 8.0 | CPE | * | |
Advanced | C1 | 950 | 617 | 105 | 7.5 | CAE | * | |
Advanced | C1 | 870 | 587 | 95 | 7.0 | CAE | 1級 | |
Advanced | C1 | 800 | 573 | 89 | 6.5 | FCE/CAE | 1級 | 大学院 |
Upper-Intermediate | B2 | 730 | 550 | 80 | 6.0 | FCE | 1級 | 大学 |
Upper-Intermediate | B2 | 650 | 523 | 71 | 5.5 | PET | 準1級 | TAFE |
Intermediate | B1 | 600 | 500 | 61 | 5.0 | PET | 2級 | |
Lower-Intermediate | B1 | 550 | 463 | 50 | 4.5 | PET | 2級 | |
Elementary | A2 | 490 | 433 | 40 | 4.0 | PET | 準2級 | |
Elementary | A2 | 440 | 397 | 30 | 3.5 | PET | 3級 | |
Elementary | A2 | 300 | 350 | 20 | 3.0 | KET | 3級 | |
Elementary | A2 | 290 | 310 | 10 | 2.5 | KET | 4級 | |
Beginner | A1 | 270 | * | * | 2.0 | KET | * | |
Beginner | A1 | 260 | * | * | 1.5 | KET | * | |
Beginner | A1 | 100~259 | * | * | 1.0 | * | * |